<第98回選抜高校野球大会:選考委員会>◇30日第98回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が30日、開催され、前…
<第98回選抜高校野球大会:選考委員会>◇30日
第98回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が30日、開催され、前回大会で優勝した横浜(神奈川)が2年連続18回目の出場を決め、史上4校目となる春連覇へ挑む。
不安な日々を打ち消す吉報に、グラウンドには笑顔があふれた。昨秋の関東大会では準々決勝で専大松戸(千葉)に敗れ、4強入りまでわずかに及ばなかった。関東・東京地区の6枠目を争い、当落線上と言われる中で、出場を信じ練習を続け、不安の中でこの日を迎えた。
今秋ドラフト上位候補のエース、最速154キロ右腕・織田翔希投手(2年)を軸に、主将の小野舜友内野手(2年)池田聖摩内野手(2年)江坂佳史外野手(2年)と、昨年春夏の甲子園を経験した選手が主軸に残り、潜在的な能力はお墨付きだ。
昨秋、敗戦後は一からチーム作りをスタート。村田浩明監督(39)は「秋はチームになっていなかった。“ちくわ”のような状態。スカスカだったんですね。秋、負けてからはその中身をじっくり作りました」と振り返る。織田はフォームの見直しから、体作りに体の使い方と、自分自身と向き合ってきた。チームはツーポジション制を敷き、選手層の厚さが増した。
出場の可能性を信じ練習を積んだ先に、確かな成長があった。小野は「去年は先輩たちに最高の景色を見せてもらったからこそ、今度は自分たちの代で真の日本一をつかみとりたい」と力を込める。真の日本一とは、圧倒的な力でつかみ取る、春連覇だ。
◆織田翔希(おだ・しょうき)2008年(平20)6月3日生まれ、北九州市出身。同市の足立中で全国大会に出場し、軟球で143キロをマークした。横浜では1年春からベンチ入り。24年秋の明治神宮大会では明徳義塾戦で大会史上6人目の1年生完封勝利。昨年センバツでは全5試合に先発し優勝。甲子園での最速は152キロ。185センチ、76キロ。右投げ右打ち。
◆横浜の昨年V 1回戦の市和歌山戦で織田が甲子園の新2年生最速タイとなる152キロ。2回戦の沖縄尚学戦は阿部葉太主将(早大進学)の3ランなどで8得点を挙げ、6人継投でかわした。準々決勝の西日本短大付戦では奥村頼人(ロッテ3位指名)が3者連続3球奪三振。準決勝では大会連覇を狙った健大高崎・石垣元気(ロッテ1位指名)から3点を奪い、織田が7回無失点。智弁和歌山との決勝は13安打で11-4と打ち勝ち、19年ぶり4度目の優勝。神宮大会に続く「秋春連覇」で公式戦20連勝とした。