陸上男子100メートルの日本記録保持者・山縣亮太(セイコー)が30日、新シーズンへ向けた会見をオンラインで行い、4月か…
陸上男子100メートルの日本記録保持者・山縣亮太(セイコー)が30日、新シーズンへ向けた会見をオンラインで行い、4月から現役選手として競技を継続しながら母校・慶大で体育研究所の専任講師に就任することを発表した。「来年度から新しいキャリアを歩みます。自分の母校である慶大で自分の好きな陸上競技を研究できるということ。若い、新しい世代の皆さんに、自分がこれまで培ってきた経験や技術をお伝えできる機会をいただけてうれしい。ワクワクした気持ちでいっぱいです」と笑顔で話した。
教育分野には元々興味があったといい、慶大から声がかかったことがきっかけで専任講師に就任。4月からは週に数コマの授業を持ち「陸上競技を学生に教えながら、それ以外の時間は研究者として陸上競技の研究をしていきます」と説明。研究テーマは未確定だが「100メートルをメインにした研究をしていこうと思っています」と自身の競技力向上につなげていく。
今シーズンの目標については「また日本記録を更新できるように、アジア大会(9~10月、愛知)代表になれるように頑張りたい」と言い切った。昨年8月は21年6月の日本記録以来4年ぶりの10秒0台である10秒08をマークしたが、「100%の準備、100%の走りで10秒08に行った感じでは無い」といい今季は記録更新へ一層の自信がある。
昨シーズンの冬季はブランク空けで練習量があまり確保できなかったが、「今年の冬はしっかり練習の量をこなすことが一つのテーマだった。400メートルや300メートルの練習を例年よりも多く踏みました」と十分な土台作り。「昨年から上澄みができている。昨年以上の結果は臨んで良いと思っています。今のところネガティブなことなく練習が積めていることは9秒台への手応えです」と力強く話した。
今シーズンのテーマは「日本代表復帰」と定めた。「早い段階で良い記録が出したい。最大のターゲットは日本選手権(6月、愛知)、アジア大会になりますが、そこにピークを持って行くためにも早い段階で調子を上げたい」と日本記録保持者は新しいキャリアの上で、まだまだ成長していく。
今シーズン初戦は2月15日に鹿児島・大崎町で行われる「Japan Athlete Games in Osaki」の60メートルを予定。世界室内陸上選手権(3月、ポーランド)の参加標準記録(6秒59)をターゲットとしていく。