◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 初日(29日)◇トリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース(…
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 初日(29日)◇トリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース(7765yd)、ノースコース(7258yd)=いずれもパー72
シーズン最初のイーグルに「だいぶ遅かったですね。2試合目か」と笑った。後半5番(パー5)、つま先下がりのフェアウェイからミドルアイアンで放った第2打は手前から段を上り、ピン左1.5mで止まった。「完ぺきではないです。当たりが悪かった分、転がって良いところに付いてくれた」。最高のシーンを作った後も、この日の松山英樹は止まらなかった。
続く6番も2打目をピンに絡め、322ydと短いパー4の7番では右ラフから少し打ち上げるウェッジショットを1m強に寄せた。首位を走る同組のジャスティン・ローズ(イングランド)に迫る2連続バーディを決めると、最終9番(パー5)もアイアンショットの直後に例によってガックリ肩を落としながら2オン。10mのイーグルパットを惜しくも左に外しても、この日7つ目のバーディで締めくくった。
「64」は当地での両コースを通じた自己ベストスコア。平均スコアでサウス「72.482」に対し、「69.139」と例年通り比較的易しかったノースコースで8アンダーの3位発進を決めた。
「後半は少し良くなりましたけど、前半はバタバタした感じがあった」と2連続バーディでスタートしたインでは16番で1mのパーパットを外すなど、不穏な空気も漂った。集中力をキープするきっかけになったのは、17番(パー5)と18番で左のラフに曲げた1Wショットだったという。「良いミスの仕方かなと思った」と“左”を許容し、続く1番でフェアウェイをキープ。第2打を1mにピタリとつけ「セカンドもうまく打てたので、『もう安心できる』みたいな感じで最後まで回れた。後半は良いショットが打てたんで、ちょっと伸ばせました」。首位に立ったローズと2打差の滑り出しに繋がった。
2日目、そして決勝ラウンド36ホールはメインのサウスコースでプレーする。昨年は初日に「68」をマークしながら、最終日は「76」と油断ならない。2週前の開幕戦「ソニーオープンinハワイ」以来の登場で、「調子は悪くはないんですけど、全体的に自信を持って打てているかというとそうでもない」という序盤戦のコンディションが警戒心を解かせない。
「(きょうは)まあ、良いプレーはできたかなと。後半みたいなショットを最初から打てれば良いゴルフができるんじゃないかなと思ってます」。“貯金”を手に難関18ホールとぶつかっても、守りには入らない。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)