2026年のWRC、ラトビアのマルティンス・セスクスは、Mスポーツ・フォードからフォード・プーマ・ラリー1で7戦に参戦す…

2026年のWRC、ラトビアのマルティンス・セスクスは、Mスポーツ・フォードからフォード・プーマ・ラリー1で7戦に参戦するプランが固まった。

プーマ・ラリー1で参戦した昨年の最終戦サウジアラビアでは、優勝争いにも絡む活躍を見せたにもかかわらず、オフシーズンの間もプランがなかなか確定していなかったセスクス。今季は、スウェーデンを皮切りに、ポルトガル、アクロポリス、エストニア、フィンランド、イタリア、サウジアラビアと未舗装イベントの7戦に参戦する予定だが、サウジアラビアについては依然として交渉中の模様だ。

セスクスの広報担当によれば、2026年は「将来のフルタイムWRC参戦を見据え、多彩なラリーや条件下での経験を積むための重要な育成シーズン」と位置づけているという。
現在26歳のセスクスは「Mスポーツとの契約は3年目、WRC参戦は2シーズン目となる。経験は積んできたが、真の課題はその経験をどれだけ活かせるかだ。シーズン序盤を終える頃には、自分たちの基盤がどれほど強固なものなのか、すぐに明らかになるはずだ」と自信を見せる。

18年からセスクスのコ・ドライバーを務めるレナース・フランシスは「WRCレベルでのあらゆるラリー、あらゆるノート、すべての1km1kmが、自分たちに真の教訓を与えてくれる。目標は単に参戦することではなく、長期的なものを築くことだ。自分たちが進む道は、モータースポーツ一択。マシンは良いので、成長を続けていかなくてはならない。WRCを7戦戦い、ERCや国内選手権を組み合わせるプログラムだけでも、非常に過酷なものだが、それがまさに自分たちが目指すレベルだ」と気を引き締める。

Mスポーツ・フォード代表のリチャード・ミルナーは「サウジアラビアでは浮き沈みのあるラリーを経験したことから、彼が確かな成果を得られると心から信じている」と信頼を寄せる。

セスクスは、ERCにもスウェーデンとポルトガルの少なくとも2戦に参戦する予定のほか、予算次第ではさらに追加参戦の可能性もある。ERCに関しては、インドのMRFタイヤとラトビアのスポーツ・レーシング・テクノロジーの支援を受けると見られる。

さらに、ラトビアに新たに立ち上がる若手育成プログラム、モータースポーツMRFジュニア・チャレンジでは、自分の経験を後進の育成に役立てる活動にも取り組む。

「自分はキャリア初期にオートスポーツ・アカデミーからたくさんの支援を受けた」とセスクス。
「今こそ、恩返しをする時だと感じている。ラトビアのラリー界が強くあり続けるためには、若手ドライバーが一歩を踏み出すことを支えていかなくてはならない」
(Graham Lister)



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