◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日(29日)◇レイクノナG&CC …

パッティングがさえわたった

◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日(29日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6624yd(パー72)

出だし1番、畑岡奈紗はグリーンエッジからパターを握った14mほどのバーディトライを沈める絶好のスタートを切った。4番(パー3)で奪った2個目のバーディもピン横のグリーンエッジから8m近い距離を流し込んだ。

「同じくらいのところから打った、ジェフさんのパットがすごく参考になりました」。プロアマ形式で同組だったMLBアスレチックスのジェフ・マクニール氏は2年前の大会でセレブリティ部門優勝を飾ったほどの腕前を誇るレフティ。MLB殿堂入り選手のジョン・スモルツ氏も含めたハイレベルな3サムはプレーのリズムも良く、快調にスコアを伸ばした。

現役MLBプレーヤーのジェフ・マクニール氏(右)らとラウンド

次々とロングパットを決めたラウンドにあって、ターニングポイントとなったのは8番。3バーディ先行から7番でボギーを喫した直後のホールで、ファーストパットがカップを過ぎても止まらず2m近くオーバーした。「やっぱりグリーン読みが難しい。あんまり気持ちよくは打てなかった」と言いつつ、ジャストタッチでねじ込むパーセーブに胸をなでおろす。「連続にしていたら、どういう流れになっていたかも分からない。1つのボギーで済んで良かった」

15番(パー5)は手前からのアプローチを寄せきれなくてもパッティングでカバー。16番も獲って後半2度目の2連続バーディを奪うと、アイアンショットを右手前に外した17番(パー3)も2mをねじ込んで耐えた。7バーディ、1ボギーの「66」は、23年の3日目に並ぶ大会自己ベスト。メンバーになって7年目というレイクノナG&CCで数え切れないほどラウンドしてきた中でも「ベストスコアくらいかもしれない」と笑い、6度目の開幕戦で初の首位発進を決めた。

メンバーとなって7年目のホームコースで「66」

20年にはプレーオフ惜敗の2位も経験しているが、ホームコースで開催されるようになったのは21年から。23年にはタイトルスポンサーであるヒルトン・グランドバケーションズのブランドアンバサダーに就任し、是が非でも勝ちたい試合のひとつになった。

昨年11月「TOTOジャパンクラシック」で3年半ぶりのツアー通算7勝目を挙げ、2年ぶりにカムバックした舞台。「やっぱりそういうところをアドバンテージじゃないですけど、味方にしてやっていきたい」と絶好の滑り出しに声を弾ませた。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)