1…

  1月29日、『Bリーグドラフト2026』での指名直後に、長崎ヴェルカと滋賀レイクスが育成契約選手制度を活用した相互連携を行うことで合意したと発表。ドラフト後にメディアの取材に応じた長崎の伊藤拓摩ゼネラルマネージャーが、今回の取り組みに込めた狙いを説明した。

 今ドラフトにおいて、長崎は1巡目4位で岩下准平(筑波大学/PG)を指名し、1巡目の指名を回避した滋賀は2巡目2位で田中流嘉州(大東文化大学/SF・PF)を指名。タイプの異なる有望株との交渉権を獲得した。

『育成契約選手制度』とは、ドラフト導入に伴い新設されたもので、選手の逐次合意を得ることなくクラブ間で期限付移籍をすることができる制度だ。今回の場合、両選手が順調に契約締結まで至れば、長崎から指名を受けた岩下が滋賀へ、滋賀から指名を受けた田中が長崎へ、武者修行に出ることになる。

 長崎の伊藤GMは「今回、大切なポイントとなるのは、お互いのクラブが指名した選手のポテンシャルを信じて指名したということ」と前置きしたうえで、次のように説明した。

「育成を考えたときに、例えばうちの場合、岩下選手はスキルなど、選手としてのパッケージがしっかりされている。彼みたいな選手は経験することで成長していくと思うので、滋賀さんで1年間プレーしてヴェルカに戻ってくるということ。滋賀さんもガードのポジションが必要と考えられたということだと思います。Bプレミア開幕に際して、ヴェルカには流嘉州選手のように体があって守れるマルチな選手が必要だと思うので、私たちと滋賀さんのニーズが合ったということが大きいかなと思います」

 身長194センチ体重95キロ、ウィングスパン202センチの体格を活かして活躍してきた田中の二つ名は“パッションモンスター”。伊藤GMは「うちのヘッドコーチ(モーディ・マオールHC)も“パッションお化け”なので。パッション同士ですごく合うと思います(笑)」と、そのキャラクターも含めて田中を歓迎している。

 大幅なリーグ構造改革が敢行されたBリーグ。このまま順調に事が進めば、岩下と田中が育成契約選手制度を用いた移籍“第1号”となる。

【動画】歴史の1ページ…『Bドラフト2026』のフル映像