阪神・下村海翔投手(23)が29日、兵庫県尼崎市の日鉄鋼板SGLスタジアムでブルペン入りし、今オフ初めて捕手を座らせて…

 阪神・下村海翔投手(23)が29日、兵庫県尼崎市の日鉄鋼板SGLスタジアムでブルペン入りし、今オフ初めて捕手を座らせて投球練習した。一昨年4月に受けたトミー・ジョン手術からの復活を目指す右腕は焦る気持ちを抑えながら、3年目に向けた決意を語った。

 選手の姿も少なくなってきたSGLで、下村が静かに復活への一歩を踏んだ。マウンドから久々に見る、捕手が座った光景。感覚を確かめるように直球を20球投げ込んだ。「本当に確かめる程度なんで」と投球の出力は5割程度だったが、「いい感じだと思います」と手応えをにじませた。

 プロ1年目の4月から始まった長いリハビリ生活。昨年8月に入団後初のシート打撃に登板し、明るい道筋が見えつつあったが、同月2度目のシート打撃登板後、再びペースダウンした。「焦らないといけないんですけど、何回もぶり返すのが一番良くないんで」と、はやる思いを抑えるように話した。

 昨年11月、西宮市内での優勝報告会で藤川監督も「来年はここ(優勝報告会)に下村がいるんじゃないかと思っております」と期待を寄せた。「励みになる言葉を言ってくださったので頑張りたい」と下村。今年に入ってからは「トレーナーさんが立ててくれたプログラムからそれることなく全部順調にきている」と、慎重に歩みを進めてきた。指揮官の言葉を胸に、一歩ずつ階段を上がっていく。