第98回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場校32校を決める選考委員会は30日、大阪市内で開催され…
第98回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場校32校を決める選考委員会は30日、大阪市内で開催される。一般選考は地区別に北海道1、東北3、関東・東京6、北信越2、東海3、近畿6。中国と四国はともに2で、九州は昨年の神宮大会優勝による1を含め5。関東・東京は関東4校と東京1校を選んだうえで両地区を比較し、残り1校を決める。戦力以外の特色を加味する21世紀枠2校は東西に関係なく選出する。秋の東京都大会で優勝し、16年ぶりの出場が確実となっている帝京の“スーパー1年生”目代龍之介外野手は29日も同校グラウンドで汗を流した。
甲子園の歴史に名を刻むチャンスに胸が高鳴る。春夏を通じて個人の1大会最多本塁打は6本。目代は「7本打って、その記録を塗り替えたい」と意気込んだ。
秋の東京都大会で優勝し、選抜大会出場は当確だが油断はない。「喜ぶんじゃなくて、甲子園に向けて日本一を取る気持ちで待っていよう」。明治神宮大会では1回戦敗退。悔しい一戦の中で修正力を課題とした。
「軸がブレて泳がされてしまう。力んで体が潜ってしまう」とブレない体づくりへ下半身に注力した。ウエートの量を増やし、デッドリフト(床のバーベルを持ち上げる動作)のバーベルの重量は昨年の180キロから220キロに、フロントスクワット(バーベルを胸の前に担いでしゃがむスクワット)は90キロから110キロまで持ち上げられるようになった。
下半身の強化で秋季大会に88キロだった体重は92キロとなった。センバツまでに93~4キロが目標。筋肉量が増えたことで軸の安定に加え、走塁にも好影響を与えた。50メートル走は秋に6秒2だったが、6秒0に縮まった。
打撃フォームは中学時代から大きく変えていない“森下打法”で勝負する。阪神戦をスマホで見て「この人のフォームはすごい」と一目ぼれ。「捉える力がめちゃくちゃあるところに引かれた」と以降は動画で研究を重ね、体の使い方をまねている。「春夏連覇してこそ古豪復活」と“帝京魂”を燃やす。16年ぶりの出場、さらにその先を見据えて吉報を待つ。
◆目代 龍之介(めだい・りゅうのすけ)2009年4月23日生まれ、16歳。青森県八戸市出身。187センチ、92キロ。右投げ右打ち。根城小1年から平内クラブで野球を始め、スピードスケートや水泳も習った。根城中では陸上部に所属しながら八戸智徳リトルシニアで野球を続けた。50メートル走6秒、遠投115メートル。憧れの選手は森下翔太。好きな芸能人は出川哲朗。