NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン3 第5節2026…
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第5節
2026年1月31日(土)13:00 中国電力坂スポーツ施設 (広島県)
中国電力レッドレグリオンズ vs 狭山セコムラガッツ
中国電力レッドレグリオンズ(D3)
ようやく巡ってきた先発出場、中国電力レッドレグリオンズの松田進太郎選手
いつもより長くなった髪をついに切るときが来た。中国電力レッドレグリオンズの松田進太郎は開幕前に「スタメンで出るまで髪を切らない」と自分に誓って今季を迎えていた。
「別に理由はないですけど、なんとなく心の中で勝手に決めました。普通に切りたかったけど、言ってしまったから切れなくて。すぐにスタメン入れると思っていたら、周りはすごく良い選手ばかりなので全然入れなくて、『くそー』と思っていました」
2022年に加入したフランカーは、豊富な運動量を生かして攻守に活躍し、ほぼ全試合に出場してきた。それが今季は第4節を終えて、2試合でリザーブメンバーに入ったのみ。バックローは、ポジションを争う松永浩平などのベテラン勢が好調で、激しい競争の中で26歳の松田は悔しいメンバー外も経験した。
「これまで出場時間もたくさんもらえていたので、試合でプレーすることが一番のモチベーションでした。やっぱり試合に出たほうが絶対に面白いですし、だから今季はあまり出場できていないので焦っていました」
これまで2試合に途中出場したが、短いプレー時間では体を張り続ける強みを出し切れず、「やっぱりスティールやボールキャリーで目立たないとダメだったけど、自分のプレースタイル的にできなかったです」と爪痕を残す難しさに直面して葛藤していた。
加入後初めて試合に絡めない日々。焦燥感とともに髪の毛も伸びていたが、それでも「試合に出てやる」とモチベーションを変えて前を向いた。
「絶対に出るチャンスは来ると思っていたので、そのときにどれだけ自分の強みや良さを出せるか。いつも準備しておかないといけない。出たときに中途半端なプレーだったらまた出られなくなるので、メンバー外でもやるべきことはやってきたし、腐りはせず、(松永)浩平さんとも自主練をしていました」
今節は今季初の先発メンバー入り。前節負傷交替した松永に代わって7番を担う。「スタメンに入ったのは本当にうれしいですけど、今回は実力というより、運で回ってきたので、ここでどれだけやれるかですね」と気合が入る。
「めちゃくちゃ目立てるとは思っていないですけど、最後までしっかり走り続けて、自分のやるべきことをやる。とにかく次につながるプレーをしていきたいです。チームとしても個人的にも絶対に大事な試合なので、必死にやっていかないと」
松田は前日に散髪に行って試合に臨む。「ただ、何かしないとって考え過ぎても、うまくいかないと思うので、気負い過ぎずにやりたいです」。伸びた髪に絡み付いた焦燥感を断ち切り、7番を背負ってフィールドに立つ。
(湊昂大)