アメリカンフットボールの関西学生リーグは19日、大阪・万博記念競技場で最終節の1試合があり、立命大が関学大との全勝対決を制して2年ぶり11度目の優勝を飾った。立命大は第1クオーター(Q)、この日最初の攻撃を3プレーで先制TDにつなげて波に乗…

アメリカンフットボールの関西学生リーグは19日、大阪・万博記念競技場で最終節の1試合があり、立命大が関学大との全勝対決を制して2年ぶり11度目の優勝を飾った。立命大は第1クオーター(Q)、この日最初の攻撃を3プレーで先制TDにつなげて波に乗り、守備陣が関学大を抑え込んだ。また同日の全日本大学選手権・西日本代表決定3回戦で名古屋大(東海)が38-21で西南学院大(九州)を下した。名古屋大は26日の同4回戦で関学大と対戦し、勝者が西日本代表決定戦で立命大と戦う。  

立命のエースRB西村七斗(4年、大阪産大付)は第1Q、ワイルドキャット隊形のQBに入り、左オープンを駆け抜け、先制TDにつなげた。完全復活を印象づけ、チームに勇気を与えるランだった。その後も関学のDB小椋拓海(4年、箕面自由学園)との1対1を軽快にかわすなど、12回のランで112ヤードを走り、1TD。守備陣は終始関学のQB西野航輝(3年、箕面自由学園)にプレッシャーをかけ続け、22回中7回しかパスを通させなかった。ランでは2度のロングゲインを除けば、ほぼ完封。複雑な隊形でくるのを関学も想定してはいたが、OLの5人がラッシュを食い止められなかった。  

立命のエースRB西村は「ここまでみんなが頑張って、僕につなげてくれた。それに応える走りができてよかったです」と笑った。米倉輝監督(46)は「次に勝たないといけない状況は何も変わりません。去年僕らが最終戦で負けてから、もう一回関学さんとやるまでの2週間は、僕の人生で一番タフな2週間でした。それ以上の取り組みをしないと、もう一回勝てないです」と話した。  

関学の主将でOLの井若大知(4年、箕面自由学園)は仲間の前で大泣き。「全部俺の責任や。甘かった。全部やり直す」。鳥内秀晃監督(58)は「完敗ですわ。OLがもうちょっと食い止めてくれると思ったけどな。名古屋へ行かなあかん。大変や。頑張りますわ」と語った。

映像提供:読売テレビ
試合の全編は「あすリートチャンネル ytv × rtv」でご視聴いただけます。
http://ytv-athlete.jp/live/kcafl/406