男子プロバスケットボールBリーグの初のドラフトが29日、東京・カナデビアホールで開催された。26~27年シーズンから始…

 男子プロバスケットボールBリーグの初のドラフトが29日、東京・カナデビアホールで開催された。26~27年シーズンから始まる「Bプレミア」の26クラブ中23クラブが参加。SR渋谷が1巡目1位で、米・北コロラド大の山崎一渉を指名した。

 山崎は千葉・松戸市の出身の22歳。仙台大附属明成高2年時の2020年ウインターカップでは、試合終了直前のビッグプレーでチームを優勝へ導いた。翌年にはU19W杯に出場し、平均14・6得点でチーム1位、3ポイントシュート成功率43・9%を記録した。全米大学体育協会(NCAA)1部のラドフォード大学へ進学。2年目の練習中に右膝前十字靭帯断裂、内側側副靭帯損傷、半月板損傷と、大けがを負ったが、リハビリを経て競技に復帰。昨年4月にはノーザンコロラド大学へ転校し、夏のアジア・カップに向けた代表合宿メンバーにも選出されている。

 SR渋谷の松岡亮太GMは「選手としての能力は、日本人離れしたいいものを持っている。1番最高の選手を指名したかった」と指名の思いを話した。直接コンタクトは取れておらず、入団する保証はない。そんな中でも「(指名する)価値があるんじゃないかというのが、最後の決め手だった。1巡目1位で夢のある制度だと思っているので、リスクもあったがチャレンジした」とサプライズ指名の意図を語った。NCAA1部の選手が2年契約を結んだ際は年俸は3000万円となる。今年3月末が交渉期限となる。

 1巡目指名では山崎のほかに5人が選ばれた。同2位では赤間賢人(東海大)が茨城から指名を受けた。横浜BCは新井楽人(日大)、長崎は岩下准平(筑波大)、秋田は岩屋頼(早大)、広島は松野遥弥(専大)をそれぞれ1巡目で指名した。2巡目指名では2人が、3巡目では3人が選ばれ、計10クラブ11人がBリーグ初のドラフトで指名を受けた。

◆指名選手

▽1巡目

〈1〉SR渋谷 山崎一渉(北コロラド大)

〈2〉茨城 赤間賢人(東海大)

〈3〉横浜BC 新井楽人(日大)

〈4〉長崎 岩下准平(筑波大)

〈5〉秋田 岩屋頼(早大)

〈6〉広島 松野遥弥(専大)

▽2巡目

〈1〉京都 西部秀馬(日体大)

〈2〉滋賀 田中流嘉州(大東大)

▽3巡目

〈1〉秋田 堀田尚秀(早大)

〈2〉富山 泉登翔(日大)

〈3〉佐賀 武富楓太(東海大九州)

 ◆ドラフトの指名方式 第1回には全26クラブのうち23クラブが参加。昨年12月の抽選により、1巡目の1位指名権はSR渋谷、2位は茨城、3位は千葉Jなどに決まった。プロ野球のドラフトとは異なり1巡目でも同時指名ではなく、決められた順番に沿って指名していく。2巡目は原則逆順で指名していくが、1巡目の指名を見送ったクラブがあれば優先される。来年も同様の方式で行い、28年以降は前シーズン最終順位が低いクラブが指名順で有利になる仕組みとなる。