バドミントン日本代表の大堀均ヘッドコーチ(HC)が29日、代表選考基準をクリアしていた選手の代表辞退について言及した。今…
バドミントン日本代表の大堀均ヘッドコーチ(HC)が29日、代表選考基準をクリアしていた選手の代表辞退について言及した。
今回、代表辞退が明かされたのは、昨年12月の全日本総合選手権男子ダブルス優勝の山下恭平、緑川大輝(NTT東日本)組と、同混合ダブルス優勝の田口真彩(ACT SAIKYO)、渡辺勇大(J-POWER)組。両ペアは、日本協会が定める全日本総合選手権での優勝条件をクリアし、代表チーム入りを濃厚にしていた。
大堀HCによると、山下、緑川ペアについては「長いスパンでオリンピックを見据えた時に彼らの中での葛藤もあったと思う。所属チームの考え方もある。我々もすり合わせをしながら、『今回はこういう形でやっていきましょう』という流れになった。また一緒にやる時がいつになるかわかりません」とした。
田口と、代表復帰が熱望された渡辺の混合ペアについては、渡辺と年明けから議論を重ねてきたという。指揮官は「結果的に今回出した彼の結論、考え方を聞いた上で『うん、分かったよ』という形で」辞退を受け入れた。ただ、「恒久的にこう離れていくというわけではない。私もそう願っている」とも話した。
現在、協会では選手の自費での国際大会出場を可能としているため、大堀HCは「現時点ではそういう大会に出場できる状況にはある」。ただ、トップ選手の辞退には「私の立場からすると一緒にやりたかった」とも言葉を絞り出した。
同協会では2022年に公金横領事件が発覚。本年度の強化費は前年度比で約5億円減の約3億円となり、24年夏のパリ五輪前には日本代表合宿も大幅に縮小されていた。さらに同年秋には国際大会の選手エントリー漏れもあった。
代表チームに入るメリットも問われている中、強化戦略本部の池田信太郎本部長は「メリット、デメリットそれぞれあるという風に認識をしている。やはり、選手、パートナー企業、協会の中で最適な着地点を一生懸命探さなくちゃいけない」と話していた。