歯に衣着せぬ発言で時に物議を醸すアロンソ(C)Getty Images 今季からホンダと新たにパートナーシップを結んだア…

歯に衣着せぬ発言で時に物議を醸すアロンソ(C)Getty Images

 今季からホンダと新たにパートナーシップを結んだアストンマーティンがスペイン・バルセロナ近郊のカタルーニャ・サーキットで行われているF1の第1回公式テスト5日間のうち前半3日間を欠席。各チームとも計3日の走行が許されているとされるが、現地時間1月29日と同30日の2日間に絞ってテストする見通しとなった。

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 この決定については、チームの公式Xでも「バルセロナでのAMR26のシェークダウンは今週の後半になる。木曜日と金曜日の意向」と公表。ワークスとして本格復帰となったホンダの新型パワーユニット「RA626H」の開発が遅れているとの説も浮上しており、厳しい船出となる恐れもある。

 昨年までのパワーユニットはターボ付きの内燃機関(エンジン)にMGU-K(運動エネルギー回生装置)とMGU-H(熱エネルギー回生装置)を組み合わせたハイブリッドシステムだった。しかし、今季からは開発コストを抑えるためにMGU-Hが廃止され、エンジンの出力が下がる一方でMGU-Kによる電気的出力を上げてモーターの依存度を増やすなどコンセプトが大きく変更された。

 思い起こせば、マクラーレンと組んでF1に復帰した2015年のプレシーズンテストは散々だった。

 新開発のハイブリッドエンジンはチーム側の「サイズゼロコンセプト」の要請で小型化に着手したものの、熱処理の問題で信頼性不足が深刻化。シーズン中も苦戦が続いて当時のエースドライバーのフェルナンド・アロンソから「(エンジンは)GP2(現F2)だ」とダメ出しされるなど大失敗作となった。

 今回の新型パワーユニットもマシン自体がダウンサイジングされたことでアストンマーティン側からの要請でコンパクト化が図られたとされている。出力制御で難題が起きてもおかしくない。最大3日間の走行が許されているテストデーで2日間しか走られないのは、それだけ切迫した事態に陥ったということではないか。

 初日は7チームが参加。フェラーリは2日目、マクラーレンは3日目にテストを行った。シェークダウンを済ませていないのはクラッシュテスト不合格で走行が許されなかったウィリアムズと、アストンマーティンの2チームだけとなる。

 実際、アストンマーティンは29日から走行できるかも不透明。再びホンダのパワーユニットで走るアロンソから11年ぶりに罵詈雑言が吐かれないことを祈るばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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