「無保険でプレーするのはあまりにリスクが大きい」 3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を前に、プ…

「無保険でプレーするのはあまりにリスクが大きい」

 3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を前に、プエルトリコ代表の主軸と目されていたカルロス・コレア内野手(アストロズ)が、大会を欠場することが明らかになった。米メディア「ジ・アスレチック」のチャンドラー・ローム記者が報じている。

 欠場の直接的な原因は、大会期間中の負傷に対する「保険」が下りなかったことだ。MLBの40人枠に入る選手がWBCに出場する場合、負傷欠場時の年俸を補填する保険への加入が義務付けられる。しかし、過去に何度も故障者リスト(IL)入りしているコレアに対し、保険会社は「適用不可」の判断を下した。

 6年2億ドル(約306億円)契約を結ぶコレアの今季年俸は3100万ドル(約47億5000万円)。もし保険がない状態でWBCに出場し、そこで怪我を負えば、この巨額の給与が保証されない事態に陥る。「ビジネスの側面は理解している。無保険でプレーするのはあまりにリスクが大きい」と、コレアは苦渋の決断を口にした。

 また、同じくアストロズの看板選手であるホセ・アルトゥーベ内野手も、ベネズエラ代表でのプレーを熱望していたが、保険が下りずに出場を見送る見込みとなった。同国の代表監督を務め、アストロズのベンチコーチでもあるオマール・ロペス監督も「残念ながら、多くの選手が前シーズンに負傷したりILに入ったりしており、自動的に『慢性的』な怪我とみなされてしまっている」と、保険審査の厳格化を指摘する。

 過去大会では、クレイトン・カーショー投手やミゲル・カブレラ内野手が保険問題により出場を見送ったケースがある。いずれも超巨額契約を結んだスター選手。WBCは大会ごとに大きな盛り上がりを見せる一方で、同時に難しい問題も複雑に絡んでいる。(Full-Count編集部)