今季からJFLに降格したアスルクラロ沼津は29日、静岡・沼津市内で元日本代表の中山雅史氏(58)のクラブ・リレーション…
今季からJFLに降格したアスルクラロ沼津は29日、静岡・沼津市内で元日本代表の中山雅史氏(58)のクラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)就任発表会見を行った。昨季シーズン途中で監督を退任した中山氏だが、スポンサーやパートナー、サポーター、行政機関などとクラブをつなぎ、ビジネス面からチームのJリーグ復帰を後押しすることを誓った。
“炎のストライカー”は、これからもサポーターの心をつかみ続ける。中山氏は2015年に沼津で現役復帰し、翌16年は公式戦出場こそなかったものの、チームはJFL年間3位となり、悲願のJリーグ昇格を果たした。19年からはU―18コーチを兼任し、翌年にS級ライセンスを取得。21年には古巣・磐田でコーチを務め、23年に沼津の監督として復帰。3シーズンにわたり指揮を執った。
しかし、昨季は主力選手の流出なども影響し、チームは低迷。9月に監督を退任した。その後、チームはリーグ最下位でシーズンを終え、JFLとの入れ替え戦で滋賀に敗れて降格が決まった。「チームがなかなか上位に行けなかったことは、僕自身の責任。もっとやれることがあったのではないかという思いがありました」と胸中を明かす。その上で、チームを離れるのではなく、サポートに徹することを誓った。篠田善之新監督の意向を尊重しながらも、監督経験を踏まえたうえで、「選手への関わりも含め、さまざまな面を同時に進めていければいい。チームが強くなるために、精いっぱい尽くしていきたい」と新たな役割への思いを語った。
高島雄大社長は、監督退任後も中山氏が約80社に上るパートナー企業へのあいさつに同行していたことに触れ、「クラブに対する情熱を強く感じた」と説明。新シーズンも沼津に関わってもらいたいと、CRO就任を依頼したという。中山氏は「これからどれだけの人たちが僕らを後押ししてくれるかわかりませんが、その後押しが少しずつでも増えていき、チームを強くするための力を提供できればいい」と奮い立っていた。