◆プロボクシング ▽スーパーフェザー級(58・9キロ以下)1000万円トーナメント8回戦 大谷新星―木谷陸(30日、東京…

◆プロボクシング ▽スーパーフェザー級(58・9キロ以下)1000万円トーナメント8回戦 大谷新星―木谷陸(30日、東京・後楽園ホール)

 優勝賞金1000万円を懸けた「フェニックスバトル スーパーフェザー級トーナメント」1回戦の前日計量が29日、都内で行われ、大谷新星(24)=真正=が58・9キロ、木谷陸(25)=KG大和=が58・8キロでクリアした。

 日本同級4位、東洋太平洋同級10位の大谷は「バッチリですね。いつも通りしっかり集中して、全力を出し切るだけだと思います」と意気込みを語った。

 昨年12月、サウジアラビアでのアラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦を控えた世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=のスパーリングパートナーを務めた。「めちゃくちゃ良い経験になったと思います。強いし、異次元な存在ですけど、それも含めて感じるものがあった。また頑張ろう、っていうエネルギーになったんで良かったです」と収穫を口にした。

 同級の強豪がそろったトーナメントには、23年11月の日本ユース王座決定戦で0―2の判定で敗れた元日本・WBOアジアパシフィック同級王者の渡辺海(ライオンズ)もエントリーしている。「まずは日本タイトル取りたいので、そのための試練と言うかステップなのかなと思っています。あと渡辺海選手とも戦いたい。しっかり勝って成長していけたらなと思ってます」。互いに勝ち進めば決勝での対戦となる渡辺へのリベンジも見据えた。

 対する日本・WBOアジアパシフィック同級6位、東洋太平洋同級8位の木谷は、高校卒業後にメキシコに渡り現地で11戦8勝(3KO)3敗の成績を残した“逆輸入ボクサー”だ。昨年2月に日本に帰国。同年9月の国内デビュー戦で、龍王(角海老宝石)を5回TKOで下してランキング入りを果たした。

 木谷も昨年12月、井上尚弥のスパーリングパートナーを務めた。メキシコでピカソと「3、4回ぐらい」スパーリングをした経験があり、大役に抜てきされた。「すごかったですね。強かった。ああいうレベルの高いボクサーとやれることはなかなかない経験。1つの経験としてプラスになったのかなと思っています」。モンスターと拳を交えた6ラウンドの経験は、大きな財産となった。

 国内2戦目で、1000万円トーナメントに臨む。「ボクシング人生において、すごいキャリアアップになるトーナメントだと思います。普通にやっていたら3、4年かかる地位を、このトーナメントで優勝すれば1年で得られる。すごい大きなチャンスをいただいたなと思っています」と目を輝かせる。「前回の試合(龍王戦)後、周りに『メキシコ仕込みのフィジカルとパワーがすごいね』みたいな感じで言われた。自分的にはメキシコ仕込みのテクニックをまだ見せられていないので、今回はそれを見せたいなと思っています」。メキシコ仕込みのボクシングで、スーパーフェザー級の主役に名乗りを上げる。

 戦績は大谷が13勝(9KO)2敗、木谷が9勝(4KO)3敗。