◆テニス ▽全豪オープンテニス第12日(29日、メルボルン・ナショナルテニスセンター) 【メルボルン(オーストラリア)2…

◆テニス ▽全豪オープンテニス第12日(29日、メルボルン・ナショナルテニスセンター)

 【メルボルン(オーストラリア)29日=吉松忠弘】2024年パリ・パラリンピック男子シングルス金メダルで世界王者の小田凱人(東海理化)が、順当に4強入りだ。東京パラリンピック同種目銀メダルで世界ランキング12位のトム・エフベリンク(オランダ)に6-4、6-4で勝ち、準決勝ではダブルスのペアで、同4位のグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)と対戦する。

 相手のサーブと、調子がいいリターンに、小田は少し手こずった。第2セットは0-3でのスタートで、「やばいという感じはあった。0-4までなると、巻き返すのに時間がかかる」。ここでエンジンをかけ直し、「ひやひやはしていない。負けるとも思っていない。相手を超えていこう」と、4ゲームを連取し勝負はあった。

 これで準決勝進出だ。「「自分の中では8(強)から4(強)の間が切り替え。一気にレベルが上がる」と気を引き締める。次戦は、昨年全米決勝でフルセットの死闘を戦ったフェルナンデスだ。ダブルスのペアでもあり、お互いに手の内を知り尽くした相手だけに「明日からが本番」だ。

 2年ぶりの優勝に残り2勝。もし栄冠を手にすれば、昨年の全仏からウィンブルドン、全米、そして全豪と、年をまたいで4大大会連続制覇となる。これも、過去、男子シングルスでは、国枝慎吾が、2021年全米から2022年ウィンブルドンまで成し遂げただけの偉業だ。史上2人目の4大大会連続全制覇に向け、小田が臨戦態勢に入った。