◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 事前(28日)◇レイクノナG&CC …
◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 事前(28日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6624yd(パー72)
米女子ツアー屈指の“練習の虫”ぶりは、オープニングゲームに向けた準備から全開だ。プロアマが行われた開幕前日、練習場での調整となった山下美夢有は連日冷たいアゲンストの風が吹くドライビングレンジで誰よりもみっちりと打ち込んでいた。
メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」を含む2勝を挙げ、新人賞に輝いた栄光のルーキーシーズンを経て臨む2年目の米ツアー。オフはハワイで家族水入らずの時間を過ごしてしっかりリフレッシュしつつ、さらなる高みを目指した準備も抜かりなく進めてきた。「トレーニングをメインに。後半戦とか筋肉が落ちてきてるなって感じていたので、(まずは)それを戻すことですね。下半身とか、体幹はやっぱり大事」
父・勝臣さんと丁寧に作り上げたスイングをいじるのではなく、年間を通じて安定した動きができるようにするためのトレーニング。「今まで100%でやってきたスイングを、80%くらい(の力感)で同じくらい飛ばせた方がいいのかな」と狙いを明かす。
コツコツと反復作業で積み上げるショット面に対し、パッティンググリーンでの取り組みは目新しい。昨季の栄光をアシストしたテーラーメイド「スパイダー ツアーX」ではなく、練習用と話すオデッセイ「Square 2 Square TRI-HOT JAILBIRD」でボールを転がす。何より、右手と左手の間隔をこぶし1個分程度あけた順手の握り方がユニーク。ショートパットだけでなく、中長距離も一貫してやり続けた。
「自分に合うとか合わないとか、いろいろ試して。(これまで)どっちかというとクラブ(パター)を替えていた感じが多かった。打ち方じゃないですけど、自分が『いいな』と思ったフィーリングが大事かなと思うので、どうやったら打ちやすいやろうとか、距離感が合うんやろうとか、考えたりします」
試行錯誤をしているようで、「出る試合は優勝を目指してやっている」というスタンスはブレない。米ツアーでの戦い方が定まった中盤から一気に加速した1年目に対し、序盤戦からコンスタントに優勝争いに絡んでいくシーズンを思い描いた。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)