◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 事前(28日)◇レイクノナG&CC …

大寒波の影響で移動トラブルに見舞われた笹生優花は“私服姿”で開幕前日に練習

◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 事前(28日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6624yd(パー72)

ドナルド・トランプ大統領が12州で緊急事態宣言を承認した歴史的寒波の影響は、女子ツアーの新シーズン開幕戦にも及んでいる。主要ハブ空港であるテキサス州ダラス・フォートワース国際空港では欠航が相次ぎ、同地に拠点を置く笹生優花は当初移動を予定していた25日から50時間以上も足止めを食らい、開幕2日前の27日夜になってようやくフロリダ州オーランド入りすることができた。

結局27日の便でもスーツケースが積まれていないトラブルはあったものの、キャディバッグが真っ先に出てきたのは不幸中の幸い。開幕前日の28日はゴルフウェアも手元にないため、プライベート感あふれる黒いパーカー姿で久々にしっかりボールを打つことができた。タフな状況でも本人は「Not bad(悪くないよ)」といつもの明るい笑顔で話す。

ジュニア時代から積極的に海外を転戦し、移動に伴う苦労は日常茶飯事だった。2位で終えた2023年「KPMG全米女子プロ選手権」後に最寄りのニューアーク・リバティー国際空港(ニュージャージー州)からの移動便が悪天候でことごとく欠航。父・正和さんらと運転を交代しながら、2400㎞超のロングドライブでダラスまで帰ったことがある。「あれなんて、車で帰ってなかったら、ずっと待ってなきゃいけなかったですからね。待っていたら、(今回より)もっと長くかかっていたと思う」

もちろんコースチェックもできていない“ぶっつけ本番”には、大会4度目の出場となる経験値が頼りになる。振り返れば、下調べできずに臨んだ試合だってキャリアで何度もあった。「ゴルフで“初めて”は、もうそんなにないんじゃないかな」。2021年の「全米女子オープン」制覇から始まった米ツアーでの6シーズン目は思わぬスタートになりそうでも、24歳は動じる気配がない。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)