◆第31回シルクロードS・G3(2月1日、京都・芝1200メートル)追い切り=1月28日、栗東トレセン キレッキレの伸び…

◆第31回シルクロードS・G3(2月1日、京都・芝1200メートル)追い切り=1月28日、栗東トレセン

 キレッキレの伸び脚だ。アブキールベイは栗東・坂路で単走。終始馬なりだったが自然とギアを上げ、ゴールに向けて四肢を素早く回転させた。フットワークは軽快そのもので、54秒3―11秒8をマーク。坂口調教師は「時計面は求めず、気持ちよく走らせるようにしました。いい動きでしたね」と手応えを示した。

 412キロでデビューした小柄な牝馬だが、昨秋からの成長が著しい。2走前のセントウルSは14キロ増で、前走の京阪杯は16キロ増。今回もプラス体重で出走できる見込みだ。坂口師は「シルエットが大きくなり、筋肉量が増えた感じ。精神面で落ち着いているので、食べたものが実になっていると思います」と、心身両面の進化を実感する。

 前回は6着だったが、悲観する内容ではない。指揮官は「もう少し前の位置で競馬をしたかった」と敗因を挙げるが、普段より後方の4角12番手からでも、着実に前との差を詰めた。3歳時から、年長馬との対決でも大崩れはしていない。

 26年は中山金杯、日経新春杯、小倉牝馬S、アメリカJCCで自身と同じ4歳馬が勝利。世代レベルの高さを示している。また、父ファインニードルも18年にこのレースを勝っており、親子制覇もかかる一戦だ。「十分、勝負できると思います」とトレーナー。昨年に葵Sを勝った得意舞台で、4歳初戦を白星で飾る。(水納 愛美)