ファイターズリレーで侍ジャパンの世界一を引き寄せる。WBCメンバーに選出された日本ハム伊藤大海投手(28)と北山亘基投手…
ファイターズリレーで侍ジャパンの世界一を引き寄せる。WBCメンバーに選出された日本ハム伊藤大海投手(28)と北山亘基投手(26)が28日、そろってキャンプ地の沖縄・名護での先乗り自主トレに合流した。3年前はチームからただ1人の選出だった伊藤だが、今回は2人で侍入りを果たし、互いに世界舞台での継投を思い描いた。ともに合流初日からブルペンに入り、世界一への準備を進めた。
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昨季沢村賞の伊藤と防御率リーグ2位の北山が、力を合わせて日本の連覇を呼び込む。伊藤は北山の選出時に「一緒に頑張ろう」とメッセージを送ったといい、「すごく心強い。ファイターズファンも、2人のリレーを楽しみに待っていると思う。実現できるように力を合わせてチーム代表として行っていきたい」。北山も「道民の皆さんにも、僕たちを見て楽しんでいただけたら」と意気込んだ。
互いに気負いなくマイペース調整を進めてきた。伊藤は「体もすごく元気」と快調をアピール。だからこそ意図的にブレーキを踏むことも忘れない。3年前はWBCを意識して調整を前倒ししてシーズンに影響した。「盛り上がりすぎない。自分の中でセーブするところはセーブして。逆にいつでも上げられますという状態で行くのがいいかな」。2月14日からの宮崎強化合宿までに「6割ぐらい」と焦らない。
北山も初のWBCとは思えないほど、どっしり構えている。「自分の取り組みの軸がある。自分にしか分からないタイミングだったり、仕上げていくスケジュールが自分の肌感覚の中にある。その声を聞きながら。変に焦ったりというのはないように」。この日は矢のような道具や大きさの異なるボールなどを投げて黙々とウオーミングアップし、ブルペンでは9球を投げて状態をチェックした。
チームでは同じ先発陣として話をする機会は多く、伊藤は「家族ぐるみですごく仲がいい」。北山も「プライベートでもよくしていただいてる先輩」。WBC後は伊藤がシーズン開幕戦、北山が2戦目先発に指名されている。世界連覇を成し遂げ、開幕連勝への流れをつくる。【永野高輔】
◆WBC前回大会は? 23年WBCで日本ハムから選出されたのは伊藤だけだったため、ファイターズリレーは実現しなかったが、球団OBのダルビッシュ、大谷とのリレーは実現。1次ラウンド初戦の中国戦では大谷が先発し、伊藤は4番手でマウンドに上がり試合を締めた。準々決勝のイタリア戦では大谷が先発し、2番手が伊藤、ダルビッシュも4番手で登板。世界一となった決勝の米国戦でも、4番手の伊藤から6番手ダルビッシュ、守護神・大谷へとバトンをつないだ。