J1清水エスパルスは28日、三保グラウンドで練習を行い、今季法大から加入したMF大畑凜生(りんせい、22)が開幕スタメ…

 J1清水エスパルスは28日、三保グラウンドで練習を行い、今季法大から加入したMF大畑凜生(りんせい、22)が開幕スタメンへの意欲を語った。万能型ルーキーは「プロでやっている以上、開幕から出て活躍したい。ただ、自分が出たときにチームとして勝つことを一番に考えています」と力を込めた。

 6日の始動からここまで、モチベーションは高い。「誰よりも高い気持ちでやれていると思います」。1月15日から24日まで行われた鹿児島キャンプでは練習試合に2試合出場。20日の北九州戦(40分×3本、2〇1)では2本目途中から出場し、3本目もピッチに立った。24日の磐田戦(40分×4本、3〇0)では1本目に先発し、2本目途中まで右MFとしてプレーした。出場した磐田戦の1、2本目はチームが無得点に終わったこともあり、大畑は「攻撃では、もっと連係して点を取れた」と課題を挙げた。一方で、「守備では他の選手とコミュニケーションを取れていた。どこを捨てるかという共通認識はできていた」と手応えも示した。

 法大で主将を務めたDF日高華杜(はると、22)も加入。副主将としてチームを支えてきた大畑は、「あいつよりも活躍する、というのはお互いに思っていること。いい刺激を与え合いながらやっていけたら」とライバル心をのぞかせた。ともに4年生だった昨季は特別指定選手としてJリーグデビュー。4月9日のルヴァン杯・磐田戦で初出場し、敗れはしたもののフル出場を果たした。リーグ戦でも2試合に途中出場。その経験を踏まえ、「より止める、蹴る技術を磨いてきました。一つひとつのボールの置きどころや、つける足にこだわってきました」と振り返った。

 大畑は身長177センチ、体重75キロの恵まれた体格を生かし、攻守にわたりアグレッシブにハードワークできるのが持ち味だ。キャンプ中の練習試合では右サイドで起用されたが、法大時代の主戦場はボランチ。トップ下やFWでもプレー経験があり、多ポジションをこなせる万能型だ。

 小、中学生時代はFWとして活躍し、矢板中央高(栃木)からボランチを始め、2年時には第99回全国高校選手権3位に貢献。優秀選手にも選出された。日本高校選抜候補にも名を連ねていた。昨季は特別指定選手としてJリーグデビュー。ルヴァン杯では3バック右での出場経験もあり、CBやSBもこなしている。吉田孝行監督(48)からは「いろんなポジションができるし、チャンスもある。ポジティブにやってほしい」と声をかけられ、前向きに取り組んでいる。ルーキーは武器である万能さを生かし、定位置奪取を狙う。(伊藤 明日香)