ソフトバンクから1位指名を受けた米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(20=花巻東)が28日、オンライン会見を行い、大…

ソフトバンクから1位指名を受けた米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(20=花巻東)が28日、オンライン会見を行い、大学2年目にかける思いを語った。

「スタンフォードのことが中心になってくると思います。今話せる現実、現状を話させていただきます。今日もチーム練習と個人練習を終えて今に至ります」と語った。すでに大学もスタートし、2つの講義を受けた。「面白そうだと思ったら受けてみる柔軟性を持っています」と話した。

大学生活については「基本的に一番大事なのは自己管理。朝から晩まで30分単位のスケジュールを組んで、タイムマネジメントがすごく大事」と話し、英語力は「何とか今学生としてやってますので、大丈夫。チームメート、スタッフの助けも借りながら頑張っています」と続けた。

高校通算140本塁打を放った左の大砲は国内進学やプロ入りを選ばずに大学進学のために渡米。

全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1のACC(アトランティック・コースト・カンファレンス)に所属してリーグ戦でプレーしながら、リーグ戦終了後には大勢のMLBスカウトが集うサマーリーグの最高峰「ケープコッドリーグ」のコトゥイット・ケトラーズ参戦した。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手やパイレーツのポール・スキーンズ投手らもかつてプレーしたアマチュア最高峰リーグも経験し、1年目は全52試合(プレーオフ1試合を含む)で先発出場し、打率2割6分9厘、7本塁打、41打点の成績を残した。スポーツと勉学の両方で優秀な選手として、ACCから表彰を受けた。

スタンフォード大への入学前に佐々木は「今の段階ではメジャーリーグと日本のプロ野球、両方から指名していただくチャンスはあると思う」とプロ入りへの思いを語った。同大に在籍しながら昨秋のドラフトの指名対象となり、ソフトバンクとDeNAが1位で競合し、ソフトバンクが交渉権を引き当てた。

2年目の今季は自身の将来を占う場だ。米大学野球シーズンは2月中旬~5月末までの予定。全国大会に進出すれば6月下旬まで試合が続く見込みとなっている。シーズンが終了までは、進路に関する交渉は一切行うことができない。

目の前にあるのは<1>MLB挑戦=7月中旬予定のMLBドラフトで指名されれば、大学を一時休学し契約<2>NPB入団=米ドラフト終了後、ソフトバンクと契約し、大学を休学して入団<3>大学残留=学業と競技を両立しつつ、スタンフォード大で活動を継続。3つの選択肢の中で、佐々木が果たしてどれを選ぶか。目下に控えるシーズンでの活躍が今後を占う。

◆佐々木麟太郎(ささき・りんたろう)2005年(平17)4月18日、岩手県北上市出身。江釣子ジュニアスポーツ少年団→金ケ崎シニアを経て、花巻東では1年春からベンチ入り。2年春、3年夏に甲子園出場。高校通算140本塁打。24年スタンフォード大に進学。趣味はサウナ、好きな言葉は「追求心」。185センチ、122キロ。右投げ左打ち。