日本相撲協会は28日、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を行い、新十両昇進が発表された西幕下2…

日本相撲協会は28日、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を行い、新十両昇進が発表された西幕下2枚目の福崎改め藤天晴(ふじてんせい、19=藤島)が、東京・両国国技館で会見した。今月の初場所は5勝2敗。七番相撲では、初めて十両土俵に上がり、東十両6枚目の荒篤山を寄り切る、堂々の相撲を取った。会見に臨んだ藤天晴は「正式に新十両に上がるということで、しこ名もいただいて、ちょっとずつ関取になれるんだという実感も湧いてきました」と、まだまげを結えない、ざんばら髪で初々しい笑顔を見せた。

鹿児島・樟南高3年時の24年12月、アマチュアの全日本選手権で個人8強入りを果たし、高卒としては初めて幕下付け出し資格を取得した。幕下最下位格付け出しから、昨年春場所で初土俵。所要6場所、今月9日に誕生日を迎えた19歳0カ月で昇進を果たした。「地元(鹿児島・奄美大島)の先輩、明生関は小さいころから見ていて憧れの存在。いつか当たれたら」と、早ければ来場所の初顔合わせを熱望。将来的には「結びの一番で取るというのは(相撲を始めた)最初からの憧れなので、早く取れるようになりたい」と、目を輝かせて夢を語った。

新たなしこ名について、会見に同席した師匠の藤島親方(元大関武双山)は「天が晴れると書いて、晴れわたる空のように大きくなってもらいたい。見ていただいた方々に、いい相撲を取って『アッパレ(天晴)』と言われるようになってもらいたい」と、由来を明かした。さらに、入門当初から、関取に昇進した際には付けようと温めていたしこ名であることも、併せて打ち明けた。

藤天晴も「聞いた時は、すごくうれしかった。このしこ名を大きくするのも、逆に汚してしまうのも自分自身。しこ名を、どんどん大きくできるように、成長させられるように、もっともっと精進していきたい」と、力強い喜びを口にした。昇進が有力となっていたため、千秋楽翌日の16日に、上がった際は、このしこ名になると、由来とともに聞いており、新たな活力を得た様子だった。

本名と同じ下の名前の「真逢輝(まある)」は変更しない。真逢輝の由来については母真美さんの「真」と、父輝幸さんの「輝」から1字ずつもらったもの。さらに「母と父が出逢って自分が生まれたということで『逢』の字が入りました。部屋でのニックネームは『まある』や『まー坊』、あとは『マールボックス』です。『マールボックス』は、全く意味分からないですよね(笑い)」と、持ち前の明るい性格そのままに、しこ名に違わず晴れやかな表情で話していた。