井上と中谷の対戦には世界が注目している(C)Getty Images 今年5月の開催が有力視されている、“日本人決戦”へ…

井上と中谷の対戦には世界が注目している(C)Getty Images

 今年5月の開催が有力視されている、“日本人決戦”への注目度が高まり続けている。

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と中谷潤人(M・T)の一戦は、正式な決定が下されていないものの、昨年12月、両者がサウジアラビアのリングで挙げた白星が直接対決への事実上の”GOサイン”となった。新たな一年を迎え、海外メディアでもすでに大きなトピックとして扱われており、その内容からは、カード発表が待ち切れない様子が伝わってくる。

【動画】繰り出されるボディショット!井上尚弥の“音”に着目

 米国メディア『NYFights』では現地時間1月26日、両者の対戦の特集記事を組んでおり、その中で「2026年、ボクシングファンは刺激的な一年を迎えることになりそうだ。すでに『年間最優秀選手(Fighter of the Year)』の話題が飛び交っているが、その中心にあるのがナオヤ・イノウエとジュント・ナカタニによる超大物対決だ」などと説明。さらに、「この一戦こそが、年間を象徴する試合になると見られている」と評している。

 米国主要メディアの『The Ring』、『BWAA』、『ESPN』が独自に選出する「年間最優秀選手」に、このカードの勝者が選ばれる可能性が高いと『NYFights』は主張。両者が拳を交えた上で、「大差の勝利、あるいはKO決着となれば、受賞論争は一気に加速するだろう」とリング上でのインパクトも後押しすると予想する。

 また、注目度の高さも別格であると訴えながら、「イノウエが勝てば、フェザー級への挑戦でさらなる歴史を追う可能性がある。ナカタニが番狂わせを起こせば、一夜にしてスターからスーパースターへと駆け上がる」との見通しも綴っている。

 加えて同メディアは、「有力候補は他にもいるが、シーズン序盤の関心度という意味では、『イノウエvsナカタニ』が突出している」と強調。続けて、「選考では『誰に勝ったか』『どう勝ったか』『活動量』『記憶に残る瞬間』が重視される」とも説いている。

 これらの評価が示す通り、この一戦は単なるビッグマッチにとどまらず、2026年のボクシング界全体を方向づける可能性を秘めている。正式決定を待つ段階ではあるものの、両者のこれまでの歩みと周囲の期待が交錯する中、その瞬間が近づいていることは確かだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】中谷潤人は“怪物”を乗り越えるか サウジでの苦戦を予見していた井上尚弥の言葉「彼の強さは認めています。ただ――」【現地発】

【関連記事】井上尚弥を「KOできる可能性は低い」 中谷潤人を支える名トレーナーが語った東京D決戦への展望「逃げるつもりはない」

【関連記事】「コイツ追い出してください」井上尚弥が怒りで吠えた 決戦直前に始まったピカソ陣営の不可解抗議が波紋「ナオヤが怒るなんて」