阪神佐藤輝明内野手(26)が27日、未更改となっている自身の今季契約について初めて口を開いた。甲子園を訪れた際に報道陣の…

阪神佐藤輝明内野手(26)が27日、未更改となっている自身の今季契約について初めて口を開いた。甲子園を訪れた際に報道陣の問いかけに応じ、球団との話し合いについて「もちろん進んでますよ。もめてるとかではないので」などと説明した。この日、越年交渉中だった広島小園海斗内野手(25)が契約更改を終え、セ・リーグでは唯一の未更改。2月にずれ込むことになれば「自費キャンプ」となる可能性もあるが、契約に向けて1歩ずつ進んでいる。

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佐藤は穏やかな表情で口を開いた。寒空の昼下がり、来季のユニホーム撮影のため甲子園を来訪。報道陣に球団との話し合いは、と聞かれ「もちろん進んでますよ。はい、順調で」と落ち着いた口調で答えた。「もめてるとかではないので、しっかり話し合いをしているという感じです」。球団と交渉を続けている現状について、自らの口で説明した。

この日、越年交渉中の広島小園が契約更改を終え、セ・リーグでは唯一の未更改となった。佐藤は、契約時期のメドについて「まだ分からないですけど」と率直に話した。2月1日に始まる春季キャンプまでには? という問いにも「うーん…どうですかね。そこは分からないですけど」と続けた。仮に1月中に契約更改をせず、2月にずれ込むことになれば「自費キャンプ」となる可能性もある。年が明けても合意に至らずに来たが、現在は契約に向けて1歩ずつ進捗(しんちょく)しているとみられる。

このオフの佐藤は、2年ぶりに渡米し米国での自主トレを敢行。ドジャースの名手ベッツともトレーニングをともにするなど、今季へ向けて充実した時間を過ごした。その直後に、チームメートとともにハワイ優勝旅行に参加。今月16日には第6回WBC代表入りが発表された。

昨季は40本塁打、102打点で2冠に輝き、セ・リーグMVPも受賞した主砲。昨年の年俸は1億5000万円で倍増は確実視されている。昨年の契約交渉では、初めて誓い将来のメジャー移籍願望を球団に伝えた。メジャーを志す思いはかねて強く、今回も引き続きポスティングシステムによる移籍についても話しているとみられる。

キャンプインまでもうすぐ。昨年まで参加していた沖縄での先乗り自主トレは、現時点で参加は未定だ。すっきりした表情で球春を迎える背番号8が見たい。【磯綾乃】

阪神佐藤のこれまでの契約更改

◆21年オフ プロ1年目は右翼を主戦場としたが、22年の三塁挑戦を明言。この年122試合で三塁に先発した大山の名前を挙げられると「誰にも負けないつもりで、そのためにも打つっていうのは必要。両方頑張ります」と答えた。

◆22年オフ 入団3年目の年俸では藤浪に並び球団史上最高額、球界内野手でも歴代最高額を勝ち取り「評価していただいたので、一発でサインさせてもらいました」と納得顔。この年は「村上様」が流行語大賞に選ばれ、来季流行させたいワードに「“アレ”でしょ」と笑顔で即答した。

◆23年オフ 大幅昇給で1億円の大台に乗せ「でもね、もっともっと行きたいなと思ってるんで」とさらに高みを見据えた。ご褒美は? と話を振られると「将来的に」と前置きしながら「家を買おうかなと、給料も上がったので」とぶち上げた。

◆24年オフ ポスティングシステムによる近い将来のメジャー挑戦を、球団に初めて直訴。「自分の中で思いが固まったというか、明確に目標として立てたいと思ったので。しっかり伝えたのは今回が初めてです」と明かした。