本日は乳酸菌飲料のお話しです。「乳酸菌飲料=健康に良い」というイメージは非常に強力ですが、その裏側にある「闇」というか…
本日は乳酸菌飲料のお話しです。
「乳酸菌飲料=健康に良い」というイメージは非常に強力ですが、その裏側にある「闇」というか、消費者が意外と見落としがちな側面がいくつかあります。
決して「毒」というわけではありませんが、健康を求めて飲んでいるつもりが、実は逆効果になっているパターンを整理しました。
1. 大量の「砂糖」というジレンマ
乳酸菌飲料の最大の矛盾は、乳酸菌の酸味を抑えるために大量の砂糖や果糖ぶどう糖液糖が使われている点です。
・糖分濃度: 小さなボトル1本に、スティック砂糖2〜3本分に相当する糖分が含まれていることも珍しくありません。
・血糖値の急上昇: 液体であるため吸収が早く、空腹時に飲むと血糖値がスパイク(急上昇)を起こし、血管にダメージを与えるリスクがあります。
2. 「腸内環境」の誤解
「飲めばすぐ腸がきれいになる」と思われがちですが、現実はそう単純ではありません。
・通過菌の限界: 多くの乳酸菌は「通過菌」と呼ばれ、腸内に定着せずに数日で排出されます。毎日飲み続けないと意味がない仕組みになっています。
・菌の相性: 人の腸内フローラは指紋のように千差万別です。「テレビで話題の菌」が、あなたの腸に合うとは限りません。合わない菌を摂りすぎると、逆にお腹が張ることもあります。
3. 「死菌」でも効果があるという免罪符
最近は「死んだ菌(死菌)でも効果がある」という研究が進んでいますが、これはメーカーにとって非常に都合の良い理論でもあります。
・製造・保存のコストダウン: 生きた菌を維持するよりも、死んだ菌を配合する方が管理が圧倒的に楽です。
・本質的な疑問: 確かに死菌にも整腸作用は期待できますが、「生きた菌が腸まで届く」というかつての付加価値が、マーケティングの力で薄められている側面は否めません。
4. 添加物のカクテル
低カロリーや糖質オフを謳う製品の場合、今度は人工甘味料や増粘剤、香料が多用される傾向にあります。
・人工甘味料の罠: アスパルテームやスクラロースなどは、最新の研究で「逆に腸内細菌叢を乱す可能性がある」とも指摘されています。健康のために飲んでいるものが、腸内環境を荒らす原因になるという皮肉な結果です。
[文:meilong スタッフ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)
大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。
世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。
千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。