高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。昨年秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。…
高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。昨年秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。そのなかで未来のヒーロー発掘も含め、好プレーヤーを紹介していきたい。
昨年秋に近畿大会で4強入りしセンバツ出場を確実にした滋賀学園(滋賀)の背番号10、伴田 蒼生 投手(2年)が成長ぶりを見せつけた。近畿大会初戦の乙訓(京都)戦で先発完投勝利。9安打を許し、ピンチの連続にも2失点に抑え、チームを勝利に導いた。
176センチ、76キロと、バランスが取れた体格の本格派右腕は、変化球のキレが武器。踏み出す左足がややオープン気味にステップするため、直球には体重が乗りにくいフォームだが、左肩が少し早く開くこともあり、変化球に切れが生まれやすい。特に、大きなカーブが有効で、左打者への内角低めに決まるカーブは空振りも取れる。直球が走っていれば、なおさらだろう。逆に右打者の内角へ、ややシュート気味に食い込む球も有効だ。
上げた左足を2段モーションのように上げるフォームで球に力は入りやすいが、制球が定まらないこともあるのが課題の一つ。スタミナもつけば、さらにレベルアップが期待される。センバツでは、この冬で鍛えた成果を存分に出してもらいたい。