佐藤輝明は昨年打撃二冠と優勝のチームを支えた(C)Getty Images 虎の主砲、佐藤輝明が1月26日時点で契約未更…

佐藤輝明は昨年打撃二冠と優勝のチームを支えた(C)Getty Images
虎の主砲、佐藤輝明が1月26日時点で契約未更改となっている。2月1日のキャンプインも迫る中、目指すリーグ連覇、日本一には欠かせない主軸だけにファンの心配も高まっている。
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近鉄OBの佐野慈紀氏が現在の野球界を独自の視点で占う「シゲキ的球論」、今回は佐藤の去就について独自に考察を加えている。
佐藤は昨季、大卒5年目シーズンにして、139試合に出場、40本塁打、102打点と本塁打、打点の打撃二冠を達成。0PSも.924と高いレベルでチームをけん引、チームの2季ぶりの優勝に大きく貢献した。一方、2024年オフの契約更改交渉ではポスティングシステムによるメジャー挑戦を球団に要請したことを明かしていた。
佐野氏は佐藤に関して「確かに去年は打撃2冠獲りましたし、気持ちは分かりますが、どうせ(メジャーに)行くのであれば円満に行って欲しいなと思います」とコメント。
球団側の容認が必要なポスティング制度の活用に関しては、近年は球団が許可して海をわたっても短期間で帰国、また帰国時は別の球団に移籍してしまうなど、改めて整備の必要性もいわれている。
現在、佐藤の置かれている状況は分からないとしながらも「思いを伝えるのは全然いいと思います。本人と球団でね、ひざを突き合わせて話をしてね。ファンも含めて」と、様々な意見を聞くことは自身の方向性を固めるにあたっても大事になってくるとした。
また佐藤が海外FA権を得るのは順調にいけば、29年オフとなる。今季が27歳シーズンとなる中でメジャー挑戦のために“求められるパフォーマンス”についても言及。
「今季、文句の言われない成績を残すというのも大事でしょう」としながら、具体的な数字には「僕は30本塁打でもいいと思う。それよりもリーダーシップだと思います」と言い切る。
佐野氏は試合中の主砲の所作を見ていて、気になった点があったとした。
「苦言みたいになりますけど、三振したりミスしたあとに下を向いたりしてしまうのではなく、チームの主力として、みんなが背中を追いかけるようなリーダーシップを見せてほしい」と凛とした姿勢を求めた。
常勝軍団への階段を上がるチームには飛躍を目指す若虎も多く在籍する。そういった選手に向けても背中でメッセージを送れるような、強いリーダーシップを見せてほしいと願う。ひいてはそれがチーム強化につながっていくと見る。
佐藤は開幕前には3月のWBC出場も控える。一層ハードな1年を乗り切るためには、心技体の充実が求められることは間違いない。
背番号8の契約問題はどのように決着するのか。引き続き、注目を集めていきそうだ。
【さの・しげき】
1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。
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