「最強ダートマイラーは?」というアンケートを取ると、かなり票がバラけることが予想されるが、おそらくレモンポップは上位…
「最強ダートマイラーは?」というアンケートを取ると、かなり票がバラけることが予想されるが、おそらくレモンポップは上位争いするだろう。ダートのGIとJpnIを計6勝した砂のレジェンド。その重賞初制覇となった23年の根岸Sを振り返る。
レモンポップは父Lemon Drop Kid、母Unreachable、母の父Giant's Causewayの血統。20年11月に美浦・田中博康厩舎からデビューした。2歳時は2戦2勝。その後、1年を超える長いブランクがあったものの、古馬となってから2勝クラス、3勝クラス、欅S、ペルセウスSと4連勝を果たす。続く武蔵野Sではギルデッドミラーの2着に敗れたものの、そこから約2カ月半の間隔をとり、明け5歳の初戦となる根岸Sに向かった。
単勝1.6倍の1番人気に推された一戦、レモンポップはその支持に相応しい走りを見せた。半馬身ほど出遅れたものの、戸崎圭太騎手は冷静に好位を確保。あとは正攻法で勝ちにいくだけだ。手応え良く直線に向くと、残り400mを切って馬なりで先頭へ。最後は武蔵野Sで苦杯を喫したギルデッドミラーに追い上げられたものの、半馬身凌いでゴール。前走のリベンジを果たすとともに、重賞ウイナーの仲間入りを果たしたのだった。
レモンポップはこの勝利を足掛かりに飛躍を遂げ、続くフェブラリーSでGI初制覇。その後もチャンピオンズCを連覇するなど、国内では16戦13勝、2着3回とパーフェクトに近い成績を残し、GIとJpnIを計6勝した。昨年から北海道のダーレー・ジャパン・スタリオンコンプレックスで種牡馬となり、1月17日には産駒第1号が誕生。馬産地での期待は非常に高く、2年後の二世のデビューを心待ちにしたい。