広島は26日、春季キャンプ1、2軍メンバーの振り分けを発表した。末包昇大外野手(29)は2軍スタートが決定。昨季4番も…

 広島は26日、春季キャンプ1、2軍メンバーの振り分けを発表した。末包昇大外野手(29)は2軍スタートが決定。昨季4番も務めた主砲は、アピールを続けて少ないチャンスをつかむ決意を示した。ケガ以外で春季キャンプで1軍メンバーから外れるのは自身初。新井貴浩監督(48)が選手たちに結果主義で横一線の競争をさせる方針を示す中、末包は2月10、11日に1軍で行われる紅白戦出場に照準を合わせていく。

 自らの立ち位置は分かっている。己を客観視できているから、末包は2軍キャンプスタートにも泰然自若の姿勢を貫く。「『横一線、実力で』と言われていて、スタートがどこ(1軍か2軍か)だろうが、自分としては実戦に向けてやることは一緒」。練習でアピールし、実戦で結果を出す。軸をぶらすことなく、定位置奪取への道を進む心意気を示した。

 昨季はチーム内で2番目となる本塁打(11本塁打)と打点(62打点)を記録した。一方で秋季キャンプは不参加だったこともあり、2軍キャンプスタートは「そうだろうなと思っていた」と冷静に受け止めた。

 末包の主戦場である外野の両翼を見渡すと、左翼はファビアンの存在感が頭一つ抜けている。右翼も秋山やドラフト1位・平川といった面々が定位置確保を目指す。今季の目標に掲げる「30本塁打、100打点」を達成するには、まずはこれらの選手との争いに勝たなければならない。

 「他とは違うもの、圧倒的なものを見せれば、おのずと評価も上がってくると思う」と前を向く。今オフは元中日の和田一浩氏に弟子入りし、逆方向への長打を増やす取り組みを継続中だ。

 2月10、11日に1軍で予定されている紅白戦に向けては「もしチャンスがあれば、そこで結果として見せられれば」と意気込む。結果主義の競争を実力で勝ち抜く。