楽天の新入団選手12人が26日、11年の東日本大震災で被害を受けた宮城・南三陸町を訪問した。新人の被災地訪問は13回目。…
楽天の新入団選手12人が26日、11年の東日本大震災で被害を受けた宮城・南三陸町を訪問した。新人の被災地訪問は13回目。震災伝承館の南三陸311メモリアルや旧防災対策庁舎を見学し、犠牲者への献花も行った。
福島県いわき市出身のドラフト4位大栄利哉捕手(18=学法石川)は当時3歳。自宅で強い揺れに襲われ、兄と一緒に母の手に守られたのを覚えている。その後、しばらくは茨城の親戚宅へ避難して過ごした。「(両親からは)すごく怖がっていたと聞きました」。地元に戻ってからも、進学予定だった小学校の変わり果てた姿に、幼いながら「心が痛む気持ちになりました」と振り返った。
この日は映像で南三陸町の震災当時の被害の大きさを再認識。語り部の話に真剣なまなざしで聞き入った。「当時のこともよみがえりましたし、自分の住んでいた地域よりもっと苦労されている地域だったので、自分も力になれる行動をしていきたいと思いました」。復興に向かう街の風景、笑顔の人々の写真を見ては「まだまだ大変だと思いますけど、皆さんのおかげで(復興に)近づいているのが目に見えて分かりました。少しでも自分も役に立てるように」と気を引き締めた。
今年の3月11日で東日本大震災から15年を迎える。地元・東北の球団でプレーできる喜びを胸に、大栄は「東北の皆さんに元気と勇気を与えられるようなプレーをしていきたいと思います」。改めて決意を刻んだ。【高橋香奈】