シェルトン、ルードに苦しむも後半は自慢のパワーと粘り強さが光る 1月26日、「…
シェルトン、ルードに苦しむも後半は自慢のパワーと粘り強さが光る
1月26日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)男子シングルス4回戦が行われ、第8シードのベン・シェルトン(アメリカ/世界ランク7位)が、第12シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同13位)を3-6,6-4,6-3,6-4の逆転で下した。
【動画】シェルトン、元世界2位ルードに逆転勝ちで2年連続8強!4回戦ハイライト
昨年の全豪オープンでベスト4入りを果たし、ATPマスターズ1000トロントでツアー通算3勝目を挙げた23歳のシェルトン。気迫を前面に押し出したファイターの今大会も勢いは衰えず、1回戦から3回戦まで1セットも失うことなくベスト16入りを果たした。
爆発的なサーブに加え、今大会ではより安定したストロークと戦略的なネットプレーを披露し、メルボルンの観客を熱狂させている。4回戦の相手は、3度のグランドスラム準優勝を誇り、全豪初の8強を狙う元世界2位のルード。シェルトンの真価が問われる一戦となった。
試合序盤はルードが主導権を握った。ルードは精度の高いサーブと角度をつけたショットでシェルトンを左右に走らせ、第4ゲームをブレーク。そのまま6-3で第1セットを先取した。第2セットもルードの集中力は途切れなかったが、シェルトンも時速200km超のビッグサーブで応戦。第10ゲームでルードにミスが出た隙を逃さずブレークし、6-4でセットを奪い返した。
ここからシェルトンの驚異的な修正力が光る。特筆すべきはネットプレーの精度だ。スタッツによると、シェルトンはこの試合で30回ネットに詰め、そのうち29回でポイントを獲得。成功率97%という圧倒的な数値を叩き出した。パワーで押すだけでなく、ルードの揺さぶりに耐える粘り強さも見せ、第3セットを6-3で奪取。第4セットも第7ゲームでパワフルなショットを叩き込んでブレークし、最後は強烈なフォアハンド・ウィナーで2時間36分の激闘に終止符を打った。
「自分は間違いなく勝負師。オーストラリアの騒がしい観客の前でプレーするのが大好きだ」と語ったシェルトン。準々決勝では、大会連覇を狙う第2シードのヤニック・シナー(イタリア/同2位)と対戦する。
シナーとの対戦成績は1勝8敗。初対戦で勝利を挙げて以降、現在8連敗中であり、その間1セットも奪えていない。昨年の準々決勝でもストレートで敗れた“天敵”だ。シェルトンは「最も楽しみにしている瞬間だ。昨年うまくできなかったことを改善し、すべてをコートに置いてきたい」と、悲願のリベンジに闘志を燃やしている。