ノルディックスキー複合で2月開幕のミラノ・コルティナ五輪代表のベテラン渡部暁斗(北野建設)が26日、オンライン取材に応…
ノルディックスキー複合で2月開幕のミラノ・コルティナ五輪代表のベテラン渡部暁斗(北野建設)が26日、オンライン取材に応じ、6度目の五輪に向けて「楽しみ半分、不安半分というのが正直なところ。不安は自分のパフォーマンスだったり、メダルに絡んだり奇跡的なパフォーマンスを起こせるのかという不安。一方で、6回目のオリンピックだったり、久しぶりのヨーロッパ開催のオリンピックだったり、コロナじゃないオリンピックだったりと、そういうオリンピックを楽しみたいと思っている気持ちが半分なところです」と今の心境を語った。
今季のW杯は開幕戦の13位が最高で苦戦が続いており、五輪代表に選出されたことに対し、歯がゆい思いも抱えている。「自分が選ばれたことに対して日本複合界の未来を考えた時にこの状態で五輪に出てもどうにもならないっていう部分に関しては、出るべきではないのでは、若い人を連れていくべきではないかと思ったりしました。行きたい気持ちもあるし、応援してくださる人たちに最後の姿を見せたい気持ちもあるけど、頭の片隅にちょっとした疑問が残る感じでした」と複雑な気持ちも吐露した。
25年12月15日に第3子が誕生した。W杯をスキップして遠征先の欧州から帰国し、自身のインスタグラムで出産に立ち会えた喜びを明かしていた。「子どもが生まれたから頑張りたいという気持ちはなくて、オリンピックに対してその思いって言うのは何が起ころうと揺るぎないものとしてあるから、そこに対しては何のブレもない。それよりは長い目で人生を考えた時に3人しっかり育てないといけないとか、本当に3人育てられるのかなという不安だったりとか。でも、これから人生の楽しみだなと気持ちを今すごく持っています」と話す。
シーズン前に今季限りでの引退を表明し、6度目となる五輪が最後の五輪となる。過去、14年ソチ大会、18年平昌大会で個人ノーマルヒルで銀メダル、22年北京大会では個人ラージヒルと団体で銅メダルを獲得した。今大会でメダル獲得なら冬季五輪日本勢初の4大会連続個人メダルの快挙になる。「自分でも納得できるパフォーマンスができるように、これから残りわずかな時間を大切に本番で奇跡を起こせるようにしっかり準備していきたい」と自身を奮い立たせていた。