3月に開催される野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で2連覇に挑む侍ジャパンの陣容が…
3月に開催される野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で2連覇に挑む侍ジャパンの陣容が26日、ほぼ固まった。
注目は決勝までの最大7試合を見据えた先発投手の起用法だ。
この日の会見で、井端監督は山本由伸(ドジャース)を「日本のエース」と呼んだ。昨季のワールドシリーズで3勝を挙げた右腕を、投手陣の軸として期待する。
井端監督は「初戦必勝」を掲げる。その勝敗によって大会全体の流れを左右しかねないからだ。
2023年の前回大会の初戦(中国戦)は大谷翔平(当時エンゼルス、現ドジャース)が先発し、4回無失点。最高のスタートを切り、日本に勢いをもたらした。
今回の1次ラウンド(R)初戦で戦う台湾は2024年の「プレミア12」の決勝で敗れた相手。順調に調整が進めば、山本をぶつける可能性は高い。
そして、最初の山場になるのが米国に移動して迎える準々決勝。多くの大リーガーを擁するドミニカ共和国かベネズエラとの対戦が有力視される。初戦に先発した投手は、中6日以上の休養を経て準々決勝に回ることができる。
山本に続く先発の中心になるのは、大会で使用される大リーグの公式球に慣れている菊池雄星(エンゼルス)と菅野智之(FA)とみる。1次R2戦目の韓国戦、3戦目の豪州戦に菊池、菅野を登板させれば、準決勝と決勝に問題なく2人を起用できる。
前回は3試合に救援登板して被安打0と好投した伊藤大海(日本ハム)の首脳陣評価も高い。第1先発のみならず、柔軟な起用に応えられそうだ。
大リーグ組では今永昇太(カブス)が選出外となる見込み。貴重な先発左腕だったが、経験豊富な宮城大弥(オリックス)、昨年11月の強化試合で好投した曽谷龍平(同)の両左腕がいれば心配はないだろう。
大谷の投手起用に関しては、「キャンプをやってみないとわからない」と井端監督。
前回大会に続く、大谷の「二刀流」が実現するかにも関心が集まる。(辻隆徳)