ムゼッティ、多彩な戦術で難敵を翻弄。ハードコートでの対フリッツ初勝利 1月26…
ムゼッティ、多彩な戦術で難敵を翻弄。ハードコートでの対フリッツ初勝利
1月26日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)男子シングルス4回戦が行われ、第5シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/世界ランク5位)が、第9シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同9位)を6-2,7-5,6-4のストレートで下した。ムゼッティは同大会で自身初のベスト8入りを決めると同時に、すべてのグランドスラムで準々決勝進出を果たした。
【動画】ムゼッティ、フリッツにハードコートで初勝利!多彩な技術を見せつけ8強 4回戦ハイライト
5年連続5度目の出場となったムゼッティは、過去の対戦成績が3勝3敗と拮抗するフリッツと対戦した。これまでハードコートではフリッツに勝利したことがなかったが、この日は序盤から圧倒的なパフォーマンスを披露した。
試合序盤から互いにブレークポイントを握り合う展開となる中、ムゼッティはスピンを効かせた高い弾道やライジングでの速いテンポ、鋭いスライスを織り交ぜてフリッツのミスを誘った。1-2の劣勢から一気に5ゲームを連取して第1セットを奪うと、試合の主導権を完全に掌握した。
第2セットに入ると、両脇腹付近にテーピングを施していたフリッツが粘りを見せ、一進一退の攻防が続いた。フリッツは第2セットの3-2の場面でフィジオを呼ぶなどコンディションに不安を抱えていたが、意地のラリー戦を展開した。
しかし、5-5で迎えた勝負どころでムゼッティがラブゲームでのブレークに成功。そのまま7-5でセットを連取した。第3セットの立ち上がりでも早々にブレークを奪ったムゼッティは、3回戦で4時間半近い死闘を演じた疲れを感じさせない軽快な動きを維持。最後は巧みなドロップショットを連発してフリッツを突き放し、2時間3分で決着をつけた。
この勝利により、ムゼッティは全仏オープン(2025年ベスト4)、ウィンブルドン(2024年ベスト4)、全米オープン(2025年ベスト8)に続き、全豪オープンでも8強入りを達成。全グランドスラムで準々決勝以上の成績を収めることとなった。
準々決勝では、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同4位)と対戦する。ジョコビッチは4回戦で対戦予定だったヤクブ・メンシク(チェコ)が腹筋の負傷により棄権したため、不戦勝で勝ち上がっている。
ムゼッティはジョコビッチに対して過去1勝9敗と大きく負け越しており、現在は6連敗中だ。キャリアハイの5位に位置する23歳のムゼッティが、グランドスラム25度目のタイトルを狙う絶対王者の壁を突破できるか、注目が集まる。