キャロウェイとオデッセイは、PGAツアーで最新技術を発表するにあたり、規格外のやり方でその有効性を実証することで知られ…

半円状のボールがデザインされている(Odyssey)

キャロウェイとオデッセイは、PGAツアーで最新技術を発表するにあたり、規格外のやり方でその有効性を実証することで知られている。

同社はかつて、ミズーリ大学セントルイス校の検眼医学部と協力し、ゴルフボールの視覚的アライメントを向上させるため、2本の直線のわずかなズレを認識する視覚系の能力の指標である副尺視力の科学を研究した(航空母艦にも同じ技術が使用されており、パイロットが移動する着陸地点へ正しく方向をそろえる補助をしている)。

この実証は、ゴルフボールに対する構えを向上させるアライメント技術の搭載された、オデッセイの新しい「Ai-DUAL 1/2-BALL パター」でも継続された。このデザインでは、パターの白いインサートがリーディングエッジを経由して、そのまま半円形のアライメント補助へとつながり、黒いサイトラインを施すことで、ボールの中心に対して構えやすくしている。

キャロウェイゴルフ製品戦略部門の副部長であるジェイコブ・デイビッドソンは、「我々の研究開発チームはリサーチを通じて、スポーツ眼科医の多くが“プロトタイプ理論”と提唱する、我々の脳が対称性の検出に非常に敏感であるという理論に着目しました。私たちは、脳がパターンを組み立てようとする世界に生きています。脳は対称性を成立させようとしますし、物事が中心から外れていたり、その形状がズレていたりすると、自然とそれを修正するのです。円もその一つなので、半円形にすることでヒールからトウにかけてのアライメントを補助しつつ、ボールと同じサイズであることから、ゴルフボールに対する構えも向上するのです」と述べた。

正確なアライメントをアシストする(Odyssey)

1/2ボールの研究の一環として、オデッセイはクレムソン大学とベイラー大学の研究者たちと共に、パターヘッドに使用したアライメントの効果を実証した。発表された研究によると、6フィートのパットで優位性を発揮するなど前向きな結果を示した。各クラブで無作為に決められた場所から10回ずつパットを打ったところ、テスターたちは1/2ボールを使うと、その距離から他のパターよりも1.13回(11.3%)多くパットを決めたのである。

アクシェイ・バティアは1/2アライメントの熱烈な導入者であり、昨季の「プロコア選手権」で早々に自身の使用する長尺のジェイルバードパターにアップデートを施したところ、ストローク・ゲインド・パッテイング(パットのスコア貢献度を示す指標)で5位にランクインした。この成功は2026年も継続しており、先週の「ドバイ招待」では、ナチョ・エルビラ(スペイン)がこのテクノロジーに乗り換えてDPワールドツアー3勝目を挙げた。

「アクシェイを見れば、彼はセットアップで落ち着きがないのが分かります。そして今、彼は(1/2パターを使うことで)“フィードバックを頼りにすぐに構えられる感覚があるし、それが分かっているので、アドレスでの時間が大幅に短縮できた気がするんだ”と言っています」とデイビッドソン。

アクシェイ・バティアもパット時の変化を感じているという(Getty Images)

1/2ボールは、幅広く網羅したシリーズであるAiデュアルパターの一つであり、オデッセイのエンジニアにより開発された最新のインサートを搭載している。昨秋発表された「S2S トライホット」シリーズでお披露目された2層のウレタンインサートは、やわらかい外層と硬い内層が、フェース全域で打点にかかわらず一貫したボール初速を実現する。

「AIを用いて(2層のウレタン層を)形成し、組み合わせることで、素材による貢献を最適化しました。外側の層は少しやわらかめで、コアの層は少し硬めになっています。そこに、一新した溝のパッケージを加えることで、さらに転がりの良さが増しました」とデイビッドソンは付け加えた。

今回発表されたAiデュアルシリーズは15種類のパターからなり、形状はブレード型からマレット型まで、スタイルは伝統的なものからゼロトルクまで、長さは標準、クルーザー、そしてブルームスティックなど、豊富なオプションがそろっている。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)