チャンスは逃さない。大相撲初場所で2場所連続優勝を果たした大関安青錦(21=安治川)が、初の綱とりとなる春場所(3月8日…
チャンスは逃さない。大相撲初場所で2場所連続優勝を果たした大関安青錦(21=安治川)が、初の綱とりとなる春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で“リーチ一発”となる横綱昇進に意欲を見せた。千秋楽から一夜明けた26日、都内で会見。初場所を振り返り「いつもよりも長く感じた。(2度目の優勝は)うれしい気持ちもありながら、ホッとした。初優勝の時は、ホッとする気持ちはなかった」と打ち明けた。関脇初優勝した昨年11月の九州場所と比較し、看板力士の大関という重圧から解放された気持ちも、強くわき起こったという。
新大関の優勝は2006年夏場所の白鵬以来20年ぶり、新関脇と新大関での連続優勝は双葉山以来89年ぶりという快挙だった。新大関の翌場所が、早速、綱とり場所となるが「そういうチャンスをつかめるように。別に早い、遅いとかは関係ないと思うので。チャンスがあったら、頑張って、つかまえたいという気持ちが強いです」と、みすみすチャンスを逃すつもりはないとの決意を示した。
大関と横綱に違いを感じるか問われると「違いはあると思いますよ」と即答した。続けて違いを感じる点を問われ「流れだったり、金星だったりとか。大関より、大変そうだなと思います」と、冷静な口調で話した。連日、横綱土俵入りを務める点や、平幕力士に取りこぼしができない点などについて、心身ともに疲弊する地位との認識を示した。
今回の優勝で「自分の相撲を取りきれば、結果はついてくるとあらためて思った」と、自信を深めた。「安青錦らしく、また皆さんに喜んでもらえるような成績を出せたらいいなと思っています。今の相撲で勝ってきているので、それを磨きたいです」。前傾姿勢を崩さず、それでも落ちない体幹の強さがある。加えて隙あらば、内無双や渡し込みを繰り出すなど豊富な技もある。双葉山、照国と並ぶ、史上最速の大関2場所通過は、夢物語ではなさそうだ。