◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 最終日(25日)◇ピート・ダイ・スタジアムコース(カリフォルニア州)◇7210…
◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 最終日(25日)◇ピート・ダイ・スタジアムコース(カリフォルニア州)◇7210yd(パー72)
3mのバーディパットがようやく入った。パーを並べて迎えた前半7番、久常涼の表情がようやく和らぐ。続く8番(パー5)はグリーン右奥からの3打目をウェッジで寄せて2連続。勢いづいたところだったから、直後のトラブルが悔しくて仕方がない。
第1打をフェアウェイ右サイドのバンカーに入れ、ピンまで残り160ydのセカンドショットをグリーン右手前の池に入れた。「ティショットをちょっとプッシュして、(2打目は)普通にダフって…」。ミスが2つ続いて痛恨のダブルボギー。「しんどい中、7、8番でバーディが来たのに全部、吐き出してしまった。最近はずっとこんな感じのプレーが多い」。今大会は新シーズン2戦目だが、スコアメークへの苦しみは昨年の夏頃から続いている。
「良いショットを打っているのに、いきなり“0点”が出るから結局(良い)スコアにならない。100点を結構打っていても、0点は響く。変な話、60点のショットをずっと打っている方がスコアはイイんですよ…」
実際に後半13番で見せたティショットは、“100点”に近い部類に入る。パー3ホール全体の左サイドにせり出た池を恐れず、アイアンで208ydをピンそば2mにピタリとつけバーディを奪った。そうかと思えば、15番で1Wショットを深いフェアウェイバンカーに入れてボギーとするなど、上位進出に必要なチャージがかからなかった。
予選ラウンドの3コースですべて60台をマークし、24位で迎えた決勝ラウンドで4バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「71」。通算15アンダーの44位でフィニッシュした。「マジで悔しすぎる」と吐き出しつつ、前向きな材料も口にする。「あの流れで10mが入ったりもした」と振り返るのは、16番(パー5)、フェアウェイからの4打目をパターでねじ込んだバーディ。「いつもはそこでまったく入らなかった。逆に言えば良い兆し。少し前よりは間違いなく良くはなっている」と思える。
次週は「ファーマーズインシュランスオープン」(カリフォルニア州トリーパインズGC)。メインのサウスコースは全長7765ydと、ツアー屈指の長さを誇る。「今週よりもショットが試される。ショットが良ければチャンスがあると思ってます」と顔を上げる。「やっぱり積み重ねが大事。頑張るしかない」。3年目のPGAツアー。ブレークする瞬間を信じて耐え続ける。(カリフォルニア州ラ・キンタ/桂川洋一)