現地1月25日、シャティン競馬場で行われたG1・香港スチュワーズカップ(芝1600m)。前年覇者ヴォイッジバブルとの注…

 現地1月25日、シャティン競馬場で行われたG1・香港スチュワーズカップ(芝1600m)。前年覇者ヴォイッジバブルとの注目の対決となった一戦は、終わってみればロマンチックウォリアーの完勝だった。

 レースはラッキースワイネスが先手を取り、ロマンチックウォリアーは好位でじっくりと脚を溜める形。ヴォイッジバブルは外を回る展開で、直線に向いた時点で明暗が分かれ始めた。残り400m。鞍上のジェームズ・マクドナルド騎手はほとんど動かないまま先行馬に並びかける。ヴォイッジバブルも追い上げを試みたが、中々差は縮まらない。ロマンチックウォリアーが手綱を解放されると、一気に加速し、王者対決に終止符を打った。

 マイル初挑戦のラッキースワイネスが粘って2着。3着にヴォイッジバブル。ロマンチックウォリアーは最後まで余力を残し、1馬身3/4差の完勝だった。これでロマンチックウォリアーはG1通算12勝目。28戦21勝という圧倒的な戦績に、獲得賞金は2億4700万香港ドル超。昨季は海外を転戦し、今季は再び香港路線の主役として戻ってきた。

【動画】ロマンチックウォリアー12度目のG1制覇

マクドナルド「すべてが一流」


香港スチュワーズカップ・ロマンチックウォリアーとJ.マクドナルド騎手 (C)The Hong Kong Jockey Club

 鞍上のマクドナルド騎手はレース後、「気性、勇敢さ、勝ちたいという気持ち、そのすべてが一流。乗るたびに特別な馬だと感じます」と相棒への信頼を口にした。「流れは想定通りで、無理をせず良いリズムで運べました。外を回る馬の動きも見えていましたし、こちらは自分の競馬をするだけでした」とレースを振り返った。

 この勝利で、ロマンチックウォリアーは次走へ向けて弾みをつけた。次走は3月1日に行われるG1・香港ゴールドカップ(芝2000m)を予定。再び強豪たちとの戦いが待っている。王者対決を制したこの一戦は、今後の香港中距離路線を占う上でも、象徴的なレースとなった。