現地1月25日、シャティン競馬場で行われたG1・センテナリースプリントカップ(芝1200m)は、主役は連勝中のカーイン…

 現地1月25日、シャティン競馬場で行われたG1・センテナリースプリントカップ(芝1200m)は、主役は連勝中のカーインライジングが圧勝。1馬身1/4差の完勝で17連勝を達成した。

 この17連勝は、2002年から2005年にかけて香港短距離界を席巻したサイレントウィットネスに並ぶ記録。長年「二度と見られない」と言われてきた大記録に、カーインライジングはついに肩を並べた。レースでは五分にゲートを飛び出し、スピードに乗って、前を射程圏に入れる展開。直線では一気に抜け出す別次元の加速だった。

 残り200mでは4馬身近いリード。パートン騎手は明らかに手綱を緩め、それでも後続は迫れない。追いすがったヘリオスエクスプレスを寄せ付けず、危なげなくゴール板を駆け抜けた。管理するデビッド・ヘイズ調教師は、勝利以上に内容を評価する。「着差は大きく見えないかもしれませんが、最後の200mは本当に楽でした。ここまで抑えた競馬は初めて。完全に支配していました」とコメント。

【動画】カーインライジングが怒涛の17連勝

パートン「やはり別格」


センテナリースプリントカップ・カーインライジングとZ.パートン騎手 (C)The Hong Kong Jockey Club

 パートン騎手も、その異次元ぶりを実感している。「正直、このタイムで走っていたとは思いませんでした。レース中はそこまで速い感覚はなかった。それでこの内容ですから、やはり別格です」と絶賛。これでカーインライジングは通算20戦18勝。2024年2月以降、無敗を継続し、獲得賞金は約1億3000万香港ドルに到達した。

 歴史的な17連勝を達成してなお、その走りに翳りは一切見られない。むしろ余力十分の内容が、底知れなさを際立たせた。伝説的記録に並んだ今も、カーインライジングはなお進化の途上。次なる一戦でも、その走りから目が離せない。