阪神の嶋村麟士朗捕手(22)が25日、メジャー通算762本塁打を誇るバリー・ボンズ(元ジャイアンツ)や、同363発のブ…
阪神の嶋村麟士朗捕手(22)が25日、メジャー通算762本塁打を誇るバリー・ボンズ(元ジャイアンツ)や、同363発のブライス・ハーパー(フィリーズ)など、左の強打者の打法を参考に、オフの練習に取り組んできたことを明かした。2月の春季キャンプでは育成選手ながら宜野座組スタート。打てる捕手としてアピールし、支配下を勝ち取る。
気温5度前後で小雪も舞ったSGLスタジアム。極寒の中で嶋村の元気な声が響いた。昨年11月の秋季キャンプ中に明言されていた宜野座キャンプへ、オフは自身の課題と向き合ってきた。
昨年末は東京で、年が明けてからは地元の高知で打撃を見つめ直した。パンチ力が売りだが「引っ張ったときに長打が出なかった」と昨季はウエスタンで1本塁打と悔しい結果に終わっていた。
そこで重心移動や体の動きに注目。胸椎の可動域の広さはあると分析し、参考にしたのはメジャーの名だたる左打者たち。通算762発のレジェンド、バリー・ボンズ。同363発のブライス・ハーパー。ドジャースへの移籍が発表されたばかりで、同147発を誇るカイル・タッカーなどの映像をチェック。ただ、全く同じタイプというわけではないため「ボヤーッと見ながら」とイメージだけを重ね合わせた。
スターたちの形も頭に入れながらスイングすると、成果に表れた。「センターへの打球がシュート回転していたのが、真っすぐいくのが増えた。引っ張りも(角度が)上がってきたので、キャンプ初日から楽しみ」と確かな手応えを口にした。
1年目だった昨年のキャンプは途中で負傷離脱。結局開幕にも間に合わず、出だしで大きくつまずいた。反省も生かしケガ予防とパワーアップにつなげるため、連日ジム通い。ウエートトレーニングに時間を割き、「フォームも安定して、重量も伸ばせた。意識高くできた」とうなずいた。
守備でのアピールも必須。初めてコンビを組む投手の球も受けることになるため「どういう球を使っていくのか、メモに書いて覚えたらシーズン入ったときに楽になる」とノートを持参予定。「会話も多くできるように」と積極的にコミュニケーションを図っていく。
支配下登録、さらには層の厚い捕手争いへ割って入るため「初日からぶっ飛ばせるように強度を上げたい」と気合十分。打てる捕手として、飛躍の1年を目指す。
◆嶋村 麟士朗(しまむら・りんしろう)2003年7月13日生まれ、高知県出身。177センチ、90キロ。右投げ左打ち。高知商-四国ILp・高知を経て、24年育成ドラフト2位で阪神入り。昨季はウエスタン・リーグで58試合に出場し、139打数37安打、1本塁打、22打点、打率.266。