20歳のティエンがグランドスラムで初めての8強入り 1月25日、「全豪オープン…

20歳のティエンがグランドスラムで初めての8強入り
1月25日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)男子シングルス4回戦が行われ、第25シードのラーナー・ティエン(アメリカ/世界ランク29位)が、第11シードのダニール・メドベデフ(同12位)を6-4, 6-0, 6-3で圧倒。自身初のグランドスラム準々決勝進出を果たした。20歳での8強入りは、2015年のニック・キリオス以降では大会最年少記録となる。

【動画】ティエンがグランドスラムで初めての8強!4回戦ハイライト

ティエンにとって、全豪の舞台は飛躍の地だ。昨年、当時世界121位だったティエンは予選を勝ち上がり、2回戦でメドベデフを4時間49分の死闘の末に撃破するなど4回戦に進出。その後も勢いをつけ、11月にはATP250メスでツアー初優勝を飾り、20歳以下の頂点を決める「Next Gen ATPファイナルズ」も制覇した。

この日の4回戦、昨年のようなドラマは必要なかった。第1セット、鋭いフォアハンドのウィナーで先取したティエンは、そこから完全に試合を支配。第2セットを1ゲームも与えずに奪うと、そのまま12ゲーム中9ゲームを連取する猛攻を見せ、わずか1時間39分で勝利を決めた。

スタッツでもティエンの充実ぶりが際立った。ウィナー数33本に対しアンフォーストエラーはわずか16本。対するメドベデフは15対30と精彩を欠き、ネットプレーでもポイント確率は50%にとどまり、ティエンの攻撃性と一貫性の前に防戦一方となった。これでメドベデフに対する対戦成績を3勝1敗としたティエンは、ライブランキングで24位まで上昇している。

オンコートインタビューでティエンは、「ここでこの結果を出せたことは、信じられないほど特別だ。毎年ここに来てプレーすること、そしてここで良い結果を残すことは大きな目標だった」と喜びを語った。また、地元ファンの声援についても「なぜか分からないけれど、毎年素晴らしいエネルギーをくれる。それは私にとって世界で最も意味のあることだ」と感謝を述べた。

準々決勝でティエンは、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)と対戦する。ズベレフは同日の4回戦で第18シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同21位)をストレートで下し、ボリス・ベッカーを抜いてドイツ人男子として大会最多となる5度目の8強入りを決めた。

ティエンとズベレフの直接対決は1勝1敗。昨年準優勝のズベレフを相手に、勢いに乗る20歳のアメリカ人がどのような戦いを見せるだろうか。