「大相撲初場所・千秋楽」(25日、両国国技館) 前頭四枚目熱海富士は大関安青錦との決定戦で敗れ、初優勝はならなかった。…
「大相撲初場所・千秋楽」(25日、両国国技館)
前頭四枚目熱海富士は大関安青錦との決定戦で敗れ、初優勝はならなかった。自身にとって2度目の優勝決定戦だったが、またもあと一歩で届かず。本割では欧勝海を寄り切り3敗を守り、安青錦も琴桜を寄り切りで破った。決定戦では熱海富士が立ち合いから自分の形をつくり圧力をかけて土俵際まで追い込んだが、安青錦の首投げで仰向けにされた。
熱海富士は花道を引き揚げる際、モニターで取組を確認しながら「いや~。いや~。いや~。いや~」と、うなり声のように繰り返して落胆。支度部屋に戻ってからも顔をゆがめて「いや~。いや~。やっべえ。ゆうしょう、ゆうしょう…。やっべえ。(決定戦の映像を見ながら)甘いな~まだ」と独り言をつぶやき、「あああ~」と声にもならない声を挙げて風呂に入った。
記者に囲まれると、質問される前に「ちょっと(チャンスを)つかんだくらいで調子こくなと、相撲の神様が教えてるのかな。まだ時期じゃない」と自ら口を開いた。立ち合いからいい形はつくっただけに「今場所は自分の中で(感覚として)変わってきたことがあったが、まだ不安もあり、それが確証、自信を持って相撲を取れたらよかった」と唇をかんだ。
新入幕の23年9月場所でも優勝争いでトップに立ったが、千秋楽に本割で敗れ、優勝決定戦では大関貴景勝に敗れて賜杯を逃した。今回は優勝インタビューで言うことを考えるなど着実な進歩もあったというが、「まだ時期じゃないと言われているかもしれない」と受け止めた。
ただ、敢闘賞を受賞し、来場所の三役の可能性もある。「12番勝ったのも初めてだし、今日一日で何かが変わるかもしれないと思ったけど。(伊勢ケ浜部屋で)みんなで盛り上げている。一番早く三役に上がってやろうと。みんなで強くなっている」と言い聞かせていた。