<大相撲初場所>◇千秋楽◇25日◇東京・両国国技館大関安青錦(21=安治川)が、西前頭4枚目の熱海富士(23=伊勢ケ浜)…

<大相撲初場所>◇千秋楽◇25日◇東京・両国国技館

大関安青錦(21=安治川)が、西前頭4枚目の熱海富士(23=伊勢ケ浜)との優勝決定戦を制し、2場所連続優勝を果たした。新大関での優勝は2006年の白鵬以来20年ぶり、新関脇と新大関での連覇は双葉山以来89年ぶり。

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安青錦は今場所から大関に昇進したことで、両国国技館の地下駐車場に車で乗り入れることができるようになった。帰路の送迎は、付け人の魁佑馬の父・菅野孝則さん(61)が今場所から15日間通しで務めた。元トラック運転手で、現在はタクシー運転手というプロだ。

車のナンバーは「4527」。菅野さんは「息子が相撲界に入った時、夢は大きく、携帯の番号も下4桁を4527、ヨコヅナにしました。縁起がいいじゃないですか。大関はもう1つ、上を狙うわけですから」と話す。安青錦を乗せることになった時も、ナンバーを見てもらい、語呂合わせを説明すると「おお!」と驚いていたという。

安青錦の定位置は、3列シートの2列目左側。話好きな菅野さんは、帰り道のムードメーカーにもなっている。安青錦に聞くと「僕も話をするのは嫌いじゃないんで」とにっこり。帰路の車中の雰囲気はどうなのか。「勝ったか負けたかによります。負けた日はめっちゃ早かった。早く帰りたい気持ちを分かってくれたのかも。いや、お父さんが早く帰りたかったのかも(笑い)」。帰路の気持ちの切り替えが、優勝につながったのかもしれない。【佐々木一郎】