◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 3日目(24日)◇カリフォルニア州◇ピート・ダイ・スタジアムコース(7210y…
◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 3日目(24日)◇カリフォルニア州◇ピート・ダイ・スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd)=すべてパー72
タップインのパットは5cmにも満たなかった。フックして、最後にスライスする下り12mのバーディトライ。最終18番。入れば予選通過が決まる一打はカップ左で止まり、中島啓太は天を仰いだ。
8アンダー62位からカットラインの上を目指したこの日は、会場に強い風が吹き込んだ。穏やかだった前日までのコンディションは一変。中島は最難関のピート・ダイ・スタジアムコースと懸命に戦った。開始1番でティショット、セカンドが右サイドに流れてボギー。出端をくじかれても後半11番までに3つのパー5(5番、8番、11番)で確実にバーディを重ねた。
12番で3パットボギーを喫してもあきらめず、アイランドグリーンが待つ17番(パー3)では8mをカップの真ん中から流し込んでバーディを決めた。決勝ラウンドに1打ビハインドで迎えた最終ホール、1Wショットが悔しい。左に曲げ、池ポチャこそ免れたが、足元は岩場、ボールは土の上というライからの2打目を強いられた。
3日目のスタジアムコースの平均スコアは「71.4」で、中島の「70」(通算10アンダー)は決して悪い数字ではなかった。「きのうが一番もったいなかった」と振り返るのは、ニクラス・トーナメントコースでの第2ラウンド。「8フィート(約2.4m)以内のパットを7回くらい外してしまった」と「71」に終わった一日が口惜しい。
前週の開幕戦「ソニーオープンinハワイ」に続く予選落ちとなった。本調子には程遠いショットの調整に苦心する時間から、なかなか解放されない。「今週はうまくできたように感じますけど、たぶんコースが広いだけ」と自己評価は厳しい。
2シーズンを過ごしたDPワールドツアー(欧州ツアー)からの昇格1年目。「(カットラインが)11アンダーというのは、ちょっとビックリしています」と米国での正直な驚きもある。「でも、DPに参戦し始めたときも1打で予選を落ちたことが何回もあった。最初からうまくいくとは思っていない」と視線は真っすぐ。
次週は同じカリフォルニアで「ファーマーズインシュランスオープン」(トリーパインズGC)を戦う。「コツコツやれれば。しっかり受け入れて、やり続ければ絶対に大丈夫だと思って頑張ります」とうなずいた。(カリフォルニア州ラ・キンタ/桂川洋一)