◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 3日目(24日)◇カリフォルニア州◇ピート・ダイ・スタジアムコース(7210y…
◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 3日目(24日)◇カリフォルニア州◇ピート・ダイ・スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd)=すべてパー72
短いパットが恐ろしいほど何度もカップのわきをかすめていく。「ぜんぶ左に打っちゃう。もう地獄でした」。出だしの10番でバーディ発進した久常涼は、直後からグリーン上で苦悶の表情を浮かべ続けた。
11アンダー26位で迎えた第3ラウンドの相手は、前日に18歳のブレーズ・ブラウンが「60」を叩き出したニクラス・トーナメントコース。当然、ロースコアを期待しながら、連続バーディを狙った11番(パー5)で2mのチャンスを外すと、12番(パー3)も3mのフックラインを決められない。「ずっと良いショットを打ち続けるしかないと思っていた」と耐えても、2打目をグリーン手前に外した13番は1.5mのパーパットがカップに蹴られた。
14番も1.5mをものにできず、バーディを逃す。募るイライラは同伴プレーヤーたちが少し解消してくれた。前日に同組のプロ、リコ・ホイ(フィリピン)が途中棄権。代役としてこの日は近隣コースのクラブプロが組に入り、2人のアマチュアを含む4サムで回った。
技術面やショット、パットのライン取りが参考になったかはさておき…、「組の雰囲気は悪くなくて、周りが場を盛り上げてくれて助かった」。迎えた15番(パー5)、久常の4mのバーディパットがカップに飛び込むのを見た周りはそろってガッツポーズ。折り返しの18番では1Wショットを右サイドの池に入れ、3打目に240ydを残した。強烈な向かい風に3Wでショットを打ち込み、グリーンをとらえる。段を下る20m近いパーパットがカップに滑り込むと笑顔があふれた。
後半アウトは7mを流し込んだ最終9番を含む3バーディ(1ボギー)。「パットは案外、思った通りに打てているつもりだけど、たぶんライン(取り)が違う」と不満顔でも「69」で回った。通算14アンダーは24位。「とりあえず“開幕”して良かったです」と今季2戦目にして初の予選通過に安どする。
本大会はルーキーイヤーから3年連続で決勝ラウンドに進出。「ここで落ち着いちゃダメだけど、きょうは途中、怪しい雰囲気があったところから戻ってこられたのは良かった」。最終日は初日に「68」をマークしたピート・ダイ・スタジアムコースをもう一度、攻略する。(カリフォルニア州ラ・キンタ/桂川洋一)