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ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズと、元オーナーであり現在も球団の運営統括を務めるジーニー・バスとの間における確執が取り沙汰されている。
発端は1月21日(現地時間20日、日付は以下同)、現地メディア『ESPN』のバクスター・ホームズ記者による記事にある。記事は昨年6月にレイカーズがマーク・ウォルター氏に売却されるまでのバス家の内情を掘り下げたものであり、バスとレブロンの関係にフォーカスされていた。
記事では、レブロンとバスの摩擦は2018年の入団当時まで遡っている。クリーブランド・キャバリアーズからFA(フリーエージェント)でレイカーズに加入した際、レブロンは球団の低迷を立て直す“救世主”として取り上げられる一方、バスの立場が評価されなかったという不満が背景にあったとされている。さらに2021-22シーズンのラッセル・ウェストブルック(現サクラメント・キングス)の獲得が失敗に終わった際、バスがレブロンに対して「責任を取らなかった」と内心で強い不満を抱いていたと報じている。
記事によれば、このような摩擦からバスは2022年当時レブロンの契約延長を行わない可能性を考えていたとされ、さらにロサンゼルス・クリッパーズへのトレード案も検討したと報じられている。さらに、レブロンの息子ブロニー・ジェームズ(レイカーズ)のドラフト指名に対する感謝が足りないと感じていることや、代理人のリッチ・ポールを含むレブロン側の業界への影響力に対してもバスは強い不満を抱いていたとされている。
トレードデッドラインが近づいている中での報道ということもあり、この記事をきっかけに確執疑惑の報道が過熱している。これに対し、22日にバスは現地メディア『The Athletic』に対して以下の声明を発表した。
「レブロンがレイカーズのために成し遂げてきた数々の偉業を考えれば、私の家族の内情に巻き込まれるのは正しくありません。彼の貢献が評価されていなかったというのは事実ではなく、全くの不公平です」
この直後、バスはインスタグラムのプロフィール写真を2020年の優勝時にレブロンと抱き合う写真へ変更している。
レブロンも23日のロサンゼルス・クリッパーズ戦後のインタビューで、この件について言及した。
「正直、報道なんて気にしていない。ここ(レイカーズ)に来て8年、リーグに23年もいれば、明日もまた別の記事が出る。特に自分が絡めばなおさらだ」
レブロンは続けて、自身がレイカーズに移籍した当時のモチベーションについて語った。
「この球団に来た時、頭にあったのは“勝者の文化を取り戻す”ことだけだった。子どもの頃に見てきたレイカーズの姿をね。“ショータイム・レイカーズ”時代はリアルタイムではないけど歴史は知っているし、2000年代初頭のシャック(シャキール・オニール)とコービー(・ブライアント)、そしてコービーとパウ・ガソルの時代におけるレイカーズの“勝者の文化”。あの感覚をどうやってこの組織に取り戻せるか、それだけを考えていた。そして、(2020年に)仲間たちと一緒に優勝を果たしタイトルをここに持ち帰ることができた」
インタビューの終わり際、トレード拒否条項を破棄して移籍を検討する可能性があるかと問われたが、レブロンは「今のままでいい」と答えている。