スーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)に加入している日本代表選手のFB五郎丸歩とFLツイ ヘンドリックが、14日にニュージーランドのウェリントンでおこなわれたハリケーンズ戦にそろって先発出場。五郎丸は最後までプレーし、ツイは74分(後…
スーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)に加入している日本代表選手のFB五郎丸歩とFLツイ ヘンドリックが、14日にニュージーランドのウェリントンでおこなわれたハリケーンズ戦にそろって先発出場。五郎丸は最後までプレーし、ツイは74分(後半34分)まで奮闘したが、チームは14-29で敗れた。
約2か月ぶりに背番号15をつけた五郎丸は、この試合でキッカーも任され、前半2分すぎにゴールポスト正面のPGを決めて先制した。27分と後半早々にも安定したブーツを披露し、9点を獲得。50分にWTBクリス・フェアウアイ=サウティアがトライしたあとのコンバージョンキックは外したため、この日のゴールキック成功率は75%だった。
五郎丸は前半13分、キックパスを確保し駆け上がってきた相手WTBウェス・フーセンを止められずトライを許しており、ディフェンスの向上は次戦への課題となった。しかし、積極果敢なランや巧みなハンドリングも見せ、フル出場でこれまでよりも存在感を示した。
ツイは11試合連続の先発出場。前半終了前にモールを故意に崩したとしてイエローカードをもらい、直後の失点につながったのは痛かったが、チーム屈指の突進力はこの試合でも光った。
今季3勝目をめざしたレッズはボール支配率で上回ったものの決め手を欠き、パスの乱れから相手にトライを奪われるなど、攻守の精度が悪かった。
一方のハリケーンズは、先週の南アフリカ遠征時に主力のWTBジュリアン・サヴェア、WTBコーリー・ジェーン、NO8ヴィクター・ヴィト、FLアーディー・サヴェアを含む5人がチームの夜間外出禁止令を破ってこの試合のメンバーから外され、苦しい布陣だったが、計5トライを挙げてボーナスポイントも獲得している。
ハリケーンズはこれで7勝4敗(勝点36)となり、ニュージーランド・カンファレンスは首位から4位までが勝点1差でひしめく大混戦となっている。
2勝1分8敗となったレッズは次週(5月21日)、ホームのブリスベンで日本のサンウルブズと対戦する。