かつて、開催日割の関係で東京開催となったり、あるいは降雪によるダート変更となった年もあるが、長く同条件で行われている…

 かつて、開催日割の関係で東京開催となったり、あるいは降雪によるダート変更となった年もあるが、長く同条件で行われている芝中距離の別定重量重賞。舞台となる中山競馬場芝2200mコースは直線入り口からスタートして1周1877.3m(Cコース使用時)の外回りコースを1周と少々。最後の直線は310m。最大高低差5.3mという起伏に富んだコースはスタートして1角にかけて上り、あとは4角までなだらかな下りが続いたあとゴール前には2.4mの急坂が待ち構える。字面以上にタフなコースでロングスパートに耐えうる心肺機能が問われるコースだ。

◎ショウヘイは京都新聞杯に勝って日本ダービー3着馬、神戸新聞杯でもエリキングにクビ差まで迫っており、世代トップレベルの実力馬だ。前走菊花賞は3番人気14着。最初の1000m60.8秒は菊花賞としては速い流れだったが、ペースが緩んだ中盤以降も、行きたがる馬を先行集団のインで巧みに我慢させていたが、結果的には逃げ、先行馬が総崩れとなった展開に巻き込まれてしまった。中山競馬場は初めてだが、右回りに不安はなく、2200mの距離は京都新聞杯と同じ。評価は落とせない。

〇ジョバンニは神戸新聞杯3着。道中はショウヘイの内で並ぶような位置取りだったが、最後の直線で狙ったコースが開かずに立て直す不利があった。2歳時には野路菊S、京都2歳Sでエリキングの2着。ホープフルSはクロワデュノールの2着と世代トップクラスの成績を残していたことを考えると、クラシック三冠は少々期待外れだったが、それでも大きく負けておらず、非凡な能力を示していた。中山競馬場はホープフルS2着、皐月賞4着で経験済み。この距離で見直したい。

▲ドゥラドーレスはオールカマー2着。この時は中山競馬場の外回りコースらしくゆったりとした流れから、2角すぎからペースアップ。ロングスパートが求められる流れの中で、早めに動いて自力勝負に持ち込んだが、半妹で前年の年度代表馬の前に屈してしまった。7歳にしてキャリア12戦。なかなか順調に使えない馬だが、それでも毎日杯3着、菊花賞4着含め[5-3-2-2]と堅実だ。重賞で3戦連続2着を続けており、タイトルは手を伸ばせば届くところまで来ている。

△マテンロウレオは昨年の2着馬。勝ったのがダノンデサイルで、3着はコスモキュランダだから価値が高まった。冬場に強い馬で12月〜2月は[1-3-2-5]。この中にはきさらぎ賞の優勝と、京都記念2着、中日新聞杯2着、3着、鳴尾記念3着も含まれている。一昨年の優勝馬△チャックネイト、アルゼンチン共和国杯で0.1秒差3着と力をつけている△ディマイザキッドと、休み明けを叩かれた実力馬△マイネルエンペラーも押さえておきたい。